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世界38カ国、800万人が愛読する経済誌の日本版

左から幻冬舎の箕輪厚介、日経BP社の中川ヒロミ

いま、「本当に求められるビジネス書」とは? 2017年も話題になったビジネス書が多数登場したが、一方で自分に合った書籍がわからないと感じている読者も多いはずだ。

そこで「ビジネス書を評価すべきは、ビジネスパーソンではないのか?」をコンセプトに、読者=ビジネスパーソンが価値ある本を選ぶ「ビジネス書グランプリ2018」が、「1冊10分で読める本の要約サービス」フライヤーとForbes JAPAN、グロービス経営大学院の共同で開催。第3回大会の表彰式&トークセッションが2018年3月16日、東京のパレスサイドビルで行われた。

式内では、マネジメント部門賞に輝いた『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』の担当編集者である日経BP社の中川ヒロミと、リベラルアーツ部門賞『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』の担当編集者で2017年にNewsPicksBookを立ち上げた幻冬舎の箕輪厚介が特別対談。2冊の誕生経緯や、ビジネス書のこれからについて存分に語った。司会はグロービス経営大学院経営研究科副研究科長の荒木博行。

感度の高いビジネスパーソンを熱狂させたビジネス書はどのようにして生まれたのか。

肌触りを感じるくらい、相手のことを想像する



荒木:まずはお二人の今までの経歴や、本を手がける際のこだわりを教えてもらえますか。

箕輪:編集者になって4年目ですが、初めは双葉社で広告をやっていました。そこで与沢翼さんの大きな案件を取ることができたのですが、編集部に「そんな奴の本は作らない」と言われて。それで自分で作ったのが『ネオヒルズジャパン』です。これが3万部を売り上げてから編集部に異動して1年目で見城徹さんや堀江貴文さんの本を手がけ、さらに幻冬舎に移ってからはNewsPicksBookを立ち上げました。

荒木:やはり有名編集者である見城さんに会ったのが、大きなターニングポイントだったんでしょうか。

箕輪:人生のフェーズは変わりましたが、根本的に何かが大きく変わった訳ではないですね。僕が常々思っているのは、何か一つの出会いで人間性が大きく変わることはないということです。それを定義するのは、あくまで自分が普段から何を考えているかですから。

荒木:自分が何者なのかを決めるのは、日頃の「ビーイング」だということですね。では、見城さんや堀江さんといった超大物を、どうやって口説き落としたんでしょうか。当時の箕輪さんはいまほど有名ではなかったはずですが……。

箕輪:相手が求めていることを、肌触りを感じるくらいに想像することです。例えば見城さんなら何かあればすぐに会い、積極的に意見を出していました。逆にホリエモンならとにかく彼の稼働を少なくすることを念頭に、僕がインタビューしてコメントをもらう形で本を作りました。僕のような何者でもない人間がお願いするのだから、ここまでして当然だと思います。

荒木:一度も会ったことがない状態でそこまで考えるのはすごいですね。では、続いて中川さんの経歴をお聞かせください。

中川:私は日経BPで通信専門誌の記者を担当してから、書籍編集に異動しました。この頃はちょうどiPhoneが登場した頃で、通信キャリアが強い時代にOSの会社がブームを巻き起こすのが下克上のようで感動したんです。それでシリコンバレーに興味を持って『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』『フェイスブック 若き天才の野望』『ジェフ・ベゾス 果てなき野望』などを手がけました。

私は器用ではないので、好きじゃないことをやっても良いものを作れないと思っています。だから「シリコンバレー」や「テクノロジー」といった好きなことを対象にしていました。

文=Forbes JAPAN 編集部

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