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(Photo by Mario Tama/Getty Images)

今年1月、ニューヨークの出版社タイム(Time Inc.)を18億5000万ドルで買収したメレディス(Meredith.)が、200名から300名の従業員のレイオフに踏み切る構えだ。

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道によると、米国最大の出版社であるメレディスは、タイムとの事業統合により余剰人員が生まれた法務部門や人事部、金融部門のメンバーを削減し、今後の2年で4億ドルから5億ドル(約530億円)のコスト削減を計画中という。タイムの編集部員はレイオフの対象には含まれていないという。

3月16日のロイターの報道によると、メレディスはCitigroupやHoulihan Lokeyの2社の手を借りて、タイム及びその傘下の「フォーチュン」や「スポーツイラストレイテッド」を他社に売り渡す準備を進めているという。

メレディスのコアビジネスは女性がメイン読者のライフスタイル雑誌「マーサ・スチュアート・リビング」やガーデニング雑誌「ベター・ホームズ・アンド・ガーデンズ」となっている。それに対し、タイムやその傘下の2誌は主に男性をターゲットとしたものだ。

タイムの売却に向けた動きは秘密裏に行われており、現段階では買い手が見つかる保証もないとロイターは伝えている。

メレディスCEOのSteven Lacyは3月上旬に開催されたドイツ銀行のカンファレンスの場で、次のように述べていた。「我が社は傘下に抱える雑誌のポートフォリオに変化をもたらす動きを模索している。ブランドやビジネスを再編し、別のオーナーのもとで再生させるプランも検討している」

WSJによると今回のレイオフに続いて、さらなる組織改変が行われる見込みだという。メレディスがタイムの事業再編を進めるなかで、また新たな人員削減が実施されることもありうるという。

編集=上田裕資

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