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台湾とアジア地域に関するあまり知られていない話題をカバー

testing / shutterstock.com

中国のスマホメーカーが世界市場に進出を開始した2011年頃、高品質な端末を生み出すメーカーとして注目を集めたのがシャオミ(小米)だった。しかし、英国のリサーチ企業「Strategy Analytics」が発表した昨年末の3ヶ月間の実績を見てみると、シャオミのグローバルでの市場シェアはわずか3%まで減少していた。

シャオミは競合との戦いに破れ、シェアを大幅に減らしていた。しかし、今年9月末までの四半期でシャオミは突如勢いを取り戻し、7%までシェアを拡大していたことが明らかになった。IDCによると、シャオミの市場占有率は過去最高レベル近くに達しているという。

シャオミは同四半期で、インドで2番目に売れるスマホメーカーになり、中国でも4位に急浮上した。さらに、シャオミは台湾でも2つの旗艦店を開設し、政治的理由から中国に反感を持つ台湾の人々をも取り込もうとしている。IDCは2017年第2四半期から第3四半期にかけて、出荷台数ベースでシャオミが世界5位のスマホメーカーになったと述べている。

アナリストらはシャオミの急浮上の理由を、広告費やマーケティング予算を増額したためだとしている。シャオミはここ最近、中国ではテレビの娯楽番組のスポンサーを務めている。また、直営店の「Mi Home」を中国やインドの各都市で展開中だ。

2010年創業のシャオミは当初、320ドル程度の低価格スマホで消費者の心を捉えた。シャオミは今年に入り製品デザインを改善したほか、現地通信キャリアとの関係の強化にも務めている。最新モデルの「Redmi 4X」は約105ドルの格安モデルだが、ガジェットサイト等でも非常に高い評価を得ている。

中国ではファーウェイやOppo、Vivo等の地元メーカーらが中価格帯スマホのシェアを争っており、母国での苦戦は続きそうだ。しかし、シャオミはインドやその他の海外諸国で売上を伸ばしており、飽和状態の中国市場よりも有利なポジションに立っている。シャオミの全売上に占める中国市場の比率は2016年第3四半期時点では4分の3だったが、現在では60%以下にまで縮小しているとアナリストは述べた。

編集=上田裕資

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