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事業開発のプロが教える「グローバル基準の仕事術」

Shutterstock.com

グローバルな環境では、ビジネスを進める際には英語が使われることが多く、また、込み入った話をする場合には通訳がつけられるので、現地語が自由に操れるレベルになる必要はありません。

私自身、「英語さえできればビジネスができる」と、英語以外の外国語の勉強はほとんどしてきませんでした。しかし、非英語圏で仕事をするようになり、英語はあくまでもコミュニケーションの入り口にすぎないと痛感しました。言語にはそれを使う人間のメンタリティが如実に現れるため、現地語を理解することで相手とのコミュニケーションが大きく変わることに気付いたのです。

例えば、ロシア語は尊攘語がとても充実しています。人に何かを頼む場合もストレートに聞くのではなく、断る余地を与える頼み方をします。それが分かっていると、英語で話す際にも、相手を不快にさせたり、プレッシャーをかけすぎることなくコミュニケーションを取ることができるようになります。

また、緊急事項は現地語の方が情報が早いため、出張先や赴任先で自分の身を守るためにも、現地語を最低限理解することは不可欠です。そして何より、自分の国の言語を努力して学んでいる人に対して悪く思う人は少ないため、どちらかというと好感を持って受け入れられてもらえる点も、現地語を学ぶメリットになります。

仕事に育児にと何かと忙しい大人になってから新しい言語を学ぶには、効率性も必要です。私が27歳からフランス語をはじめ、イタリア語、ドイツ語(これは挫折)、ロシア語と勉強してきたテクニックをご紹介します。

頻出1000語で「ニュースはだいたいわかる」

言語は、極論を言えば主語と動詞だけで文章になります。修飾語はなくても成り立つため、まずは基本動詞をおさえることがカギとなります。語学が得意な友人たちと議論した結果、本当に必要な動詞は以下24個。まずどんな言語でもこれらを最初にマスターすることで、ある程度自分の考えを言ったり書いたりできるようになります。

be / call / come / do / find / get / give / go / have / help / hold / keep / leave / let / make / put / run / say / see / start / take / think / want / work

動詞を覚えたら、次は高頻出単語1000語を完全暗記します。新聞やニュースで使われている単語の約7割は、この高頻出単語1000語でカバーできるそうです。1000語は、1日3語を完璧に覚えられれば1年で習得できます。1日10語を完璧に覚えられればたった100日です。英語の場合は、3000語で日常使われている約86%の単語がカバーされるということで、日常生活で困らないことを目指すならば3000語を目標にしてもよいでしょう。

私がイタリア留学したときは、自然言語処理技術の1つであるコーパス解析をして高頻出単語1000リストを自分で作りましたが、今はネットで検索すれば出てきます。英語の場合は、Word frequency dataなどが無料でコーパス解析したものを出しているので、それらを活用するとリストが楽に手に入ります。

イタリア語、ドイツ語、フランス語、ロシア語も、頻出単語表は今では簡単にネットで見つけられます。「Most common Italian (Russian, French) words」などと検索エンジンに打ち込んで検索してみてください。

文=秋山ゆかり

 

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