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台湾とアジア地域に関するあまり知られていない話題をカバー

COMAC 中国商用飛機有限責任公司 (Photo by Barcroft Media / gettyimages)

中国で開発中の国産中型旅客機「C919」が5月5日、上海での初飛行に成功した。開発を手掛けたCOMAC(中国商用飛機有限責任公司)は、この機体が将来的には米ボーイングや欧州エアバスの競合機となることを狙っている。

158名から174名程度が搭乗可能なC919はまだテスト段階にあるが、安全性が立証された場合、この機体はどの地域や国々で導入されるのだろう。ここでは中国メデイアや現地のアナリストらの見方を紹介する。

中国の国営メデイア「チャイナデイリー」の報道によると、C919は既に570機の発注を受けており、買い手には中国国際航空(Air China)や中国南方航空(China Southern Airlines)、中国東方航空(China Eastern Airlines)、海南航空(Hainan Airlines)、四川航空(Sichuan Airlines)等の名前が挙げられている。

これらの航空会社を通じC919は中国全土の200以上の空港で離発着を行うことになる。一部のアナリストは「今後2、3年のテスト期間を経てC919の導入は始まるが、しばらくの間は中国の国内のみで運航されることになるだろう」と述べている。

さらに、チャイナデイリーの報道によるとタイの新興航空会社のシティエアウェイズ(City Airways)もC919の予約発注を行ったという。創立6年の同社は現在、7機の航空機を保有していると伝えられるが昨年タイの当局から安全上の懸念により海外への飛行の禁止措置を受けており、同社の公式ホームページは現在接続できない状態になっている。

また、中国メデイアの報道によるといくつかのアフリカ諸国もC919 の導入に関心を示しているという。中国政府は長年、天然資源へのアクセスと引き換えにアフリカに投資をしてきた実績があり、この動きは理にかなっている。欧米の競合と比較すると低価格を実現するであろうC919にはコスト的メリットもある。アナリストからは「C919は南米諸国での導入が進む可能性もある」との声もあがっている。

最後に紹介したいのが、ドイツで導入される可能性だ。2015年の1月にドイツの新興航空会社PuRen が7機のC919を予約したとの報道が流れた。PuRenは中国の投資集団が、破産したドイツの航空会社を買収して立ち上げた企業だ。しかし、C919がEUの安全基準を満たすのは遠い先のことになると予測され、実現の可能性はかなり低い。

編集=上田裕資

 

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