「(すべてのプラットフォームに)同じ内容を発信するようなことはしたくない」と、ボニーは言う。日々更新される記事の中には、政治や社会問題を扱うものも含まれる。ボニーが自由に発言できるのは、外部の出資者を募らず、本人が経営権を握っていることが大きい。また、広告収入があるため、企業とタイアップする場合もクライアントを選べる立場にある。
広告は「応援したい企業」限定で掲載
「応援したいと思うブランドや商品としか組みません。インスタグラムでもスポンサード投稿は滅多にしません。ほんのわずかでも私たちの世界観と合っていない部分があれば、読者はすぐに違和感を抱きます」
最近組んだ企業の一つが、女性の地位向上やリーダー育成に力を入れている婦人服ブランドのアン・テイラーだ。その理由についてボニーは、「女性同士の助け合いをテーマにしたキャンペーンで、今の私にとって非常に重要なテーマでした」と話す。過去のスポンサーには、3M、インテリアショップのWest Elm、エコな洗剤メーカーのMrs. Meyersなどが名を連ねる。ボニーが今後組みたいと考えているのはアメリカン・エクスプレス。スモールビジネスを支援する同社の方針に共感するという。
フォーブスの「インフルエンサーランキング」のホーム部門の2位にはブログ「A Beautiful Mess」のエルシー・ラーソンが、3位にはDIY動画「Mr.Kate」などで有名なケイト・アルブレットがランクインした。