そして2025年、ついにその夢に手が届く時が来たようだ。Iconic Arcade(アイコニックアーケード)をはじめ、Media1Up(メディアワンナップ)、Arcade PR(アーケードピーアール)、そしてLenovo(レノボ)の資金援助など、多くの人々のおかげである。
Iconic Arcadeは、カプコンと提携し、あの伝説的な格闘ゲームを基にデザインされた家庭用アーケードゲーム機「Street Fighter XXL(ストリートファイターXXL)」を発売する。米国では2025年第2四半期から、699.99ドル(約11万円)という価格で販売が始まる予定だ。筐体デザインには『Street Fighter Alpha 2 (ストリートファイター アルファ2)』エディションと『Street Fighter II: The World Warrior (ストリートファイターII ザ・ワールド・ウォーリアー)』エディションという2種類の仕様が用意されている。
この家庭用アーケードゲーム機には、『ストリートファイターII』シリーズ、『ストリートファイター ALPHA(日本名はストリートファイターZERO)』シリーズ、そして『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』など、合計14タイトルのゲームが収録されている。その多くはオンライン対戦が可能で、リーダーボード、フレンドリスト、観戦モード、マルチプレイヤーロビーなどの機能も利用できる。他に収録されているカプコンの名作ゲームには『ギガウイング2』『ファイナルファイト』『1944 THE LOOP MASTER』などがある。
しかし、この製品がこれほど魅力的に思えるのは、収録されているゲームコレクションだけのためではなく、また追い求めずにいられない郷愁を感じるためでもない。そのサイズ、筐体の側面に描かれたすばらしいアートワーク、点灯する正面の看板、機能やゲームライブラリーを大幅に拡張できる可能性、そしていくつかの重要な細部がこの製品を際立たせているのだ。