マークルは世界の子どもたちを支援する非政府組織(NGO)、ワールド・ビジョン・カナダの国際大使を務めるほか、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関、国連ウィメンの親善大使も務めるなど、世界各地を飛び回って活動している。
2014年には米軍慰問団の一員として米統合参謀本部議長マーチン・デンプシー大将(当時)とアフガニスタンを訪問したり、昨年はカナダ・オタワで開催された世界ユースサミットに同国のジャスティン・トルドー首相と共に出席したりしている。自分自身の努力と熱意、才能によって多くを成し遂げてきた女性だ。
ヘンリー王子とは、「スーツ」の撮影のために滞在しているカナダ・トロントで昨年5月に出会ったとされる。王子は創設に関わった退役兵・傷病兵らによるパラリンピック形式の国際スポーツイベント「インビクタスゲーム」のプロモーションのため同地を訪問中だったという。
英王室の王位継承順位第5位のヘンリー王子も、非常に活動的な男性だ。戦闘ヘリコプターのパイロットを務め、アフガニスタンでの二度の従軍経験がある。インビクタスゲームをはじめとする負傷兵の支援の他、子どもたちのための慈善活動、アフリカの絶滅危機種の保存のための活動などに熱心に関わっている。
「結婚して家族を持ちたい」との希望は以前から明らかにしており、英王室に詳しい専門家らは、伝統に従うこととマークルとの交際について、慎重にバランスを取っていこうとしているようだと話している。