そうした中、25日に最も売れ行きが良かった商品のうち、玩具の上位5商品は「レゴクリエイター」、電動スクーターの「レイザー」、トイガンの「ナーフ」、DIJのドローン「ファントム」、「バービードリームハウス」だったことが分かった。
また、電子機器の上位はアップルのiPad、サムスンの4kテレビ、アップルのマックブックエア、LGのテレビ、マイクロソフトのXboxとなっている。
その他、売り切れになる可能性が高い商品として、任天堂のファミコン「NESクラシック」と3DSの「ソルガレオ・ルナアーラ ブラック・エディション」、プレイステーション(PS)4向けのVRヘッドマウントディスプレイ「PlayStation VRバンドル版」、PS 4「コールオブデューティ ブラックオプス バンドル」、Xbox One「マッデンNFL 17コントローラー セット」などが挙げられた。
これら人気商品のうち、特に300ドル以下のものが在庫切れとなる可能性は、その他の価格帯の商品より20%以上高くなっている。子どもにプレゼントとして購入する予定がある人は、急いだ方がよさそうだという。
一方、11月1~24日に最もよく売れたのはPS4のコンソールで、マイクロソフトのXbox Oneを上回った。ADIによれば、ゲームのコンソールはブラックフライデーの25日、感謝祭の24日より3.2%高い価格で販売された。
小売業界は新記録を樹立
ADIによれば、今年のブラックフライデーは特に、スマートフォンで買い物する人が多かった。顧客転換率は昨年の1.3%から2.4%上昇。また、IOS搭載のスマホからの注文額は一人当たり平均142ドル(約1万5,900円)で、アンドロイド搭載の携帯電話の平均130ドルを上回った。
ADIの主席アナリスト、タマラ・ガフニーは、「夜間の数時間は顧客転換率が全ての携帯端末で上昇。利用者らは前例のないレベルで買い物をした」と説明している。25日の売上高は約33億4,000万ドルに上り、「一年で最もネットショッピングが盛り上がる日」は、ブラックフライデーがサイバーマンデー(今年は11月28日)に取って代わったかもしれないという。
これらADIのデータは、米国の小売業者上位100社のオンライン取引の80%が対象。各社ウェブサイトへの訪問者数およそ226億人の購買記録から割り出したものとなっている。