これは、配偶者間での財産の贈与であり、ピットがこの婚約指輪のために支払った金額が、ジョリーに譲渡されたということになる。この規則は、米国の全ての納税者に適用される。
扶養手当と養育費
保有資産はピットよりも少ないとみられるジョリーは、離婚後の扶養手当を要求していないという。だが、もし請求するとすれば、手当は双方が夫婦として暮らしていた間の生活スタイルや生活水準から考えて、「妥当」とみられる金額になる。税金との関連でいえば、扶養手当は一般的な収入と同様、課税対象となる。
子どもの養育費はどうだろうか。ジョリーが子どもたちの身上監護権を含む親権を獲得すれば、ピットにその支払いを求めるだろう。
違いは「世間の目」だけ
結婚も離婚も、場合によっては複雑なものになる。離婚に関する法的な問題、税金に関する問題は、分け隔てなく全ての人に関わるものだ。あなたが有名人でも一般的な働く人でも、子どもがいなくても大勢いても、多少の金額を貯めているだけでも何百万ドルも保有していても、問題は同じだ。
ただ、幸いなことに私たちのほとんどは、それほど(ジョリー・ピット夫妻ほど)世間の目にさらされることなく、この問題に対応することができる。