長い目でみれば逆に朗報?
当然ながら、このリストに名前が挙がったモデルを最近、購入した人たちにとっては、この下落幅は朗報とは言えない。だが、注意すべき点が一つある。一年間で大幅に価値が下がるということは、新型中古車としてはお買い得な車になるということだ。特に短期間でリース契約されていた中古車であれば、良好な状態が保証される場合も多い。
アイシーカーズのデータによれば、新車としての購入から短期間で価値が減じるモデルの多くは元来、販売台数が多くない。およそ半数は、大衆車ではなくキャデラックやリンカーン、メルセデス・ベンツ、ジャガーなどの高級車ブランドのモデルとなっている。
価値が下がらないモデルも
一方、新車としての人気が高いトラックやSUVが、年数を経ても高い価値を維持することは想像に難くない。これらには、中型トラックのシボレー コロラド(価値は一年で-7.0%)、GMC キャニオン(同-8.1%)などが含まれる。また、ピックアップ・トラックの日産フロンティアは同-8.8%、ジープ ラングラー アンリミテッドは-8.0%、スバル XV クロストレックは-9.2%、トヨタ ハイランダー(SUV)は-10.4%となっている。
その他に価値の減少幅が小さいのは、サブコンパクトカーのホンダ フィット(-8.1%)、コンパクトカーのスバルWRX(-9.2%)、インプレッサ(-10.3%)だ。