ネット上の存在感ではどちらが優位? トランプvs クリントン

Photo by Alex Wong / gettyimages

過去2回の米大統領選は、ソーシャルメディアの重要性がどれほど大きく増しているかを明らかにした。そこで、同国の時期大統領を目指して現在、競い合っている2人の候補のインターネット上での存在感について、比較してみることにした(データは8月5日現在)。

•グーグル
何か、または誰かについて知りたいとき、最もよく使われている方法は間違いなくグーグル検索だ。「ドナルド・トランプ」と(英語で)入力すると表示される検索結果は、約2億2,800万件。「ヒラリー・クリントン」(同)では、1億4,500万件だった。

4件目以降に示される結果がクリックされることは少ないため、重要なのは最初から3件目までに表示される検索結果だ。オンライン・コミュニティの「ビジネス・トゥ・コミュニティ(Business2Community)」によると、検索結果のうちクリックされるのは、3番目までがおよそ6割を占める。

グーグル検索の結果として上位に表示されるのは、それぞれ次のとおりだった。

‐ トランプ
・ Trump.com
・ @realDonaldTrump(ツイッター・アカウント)
・ トランプについて書かれたウィキペディアのページ
選挙戦の公式サイトは、5番目に表示された。

‐ クリントン
・ 選挙戦の公式サイト「Hillary Clinton 2016 | Hillary for America」
・ @HillaryClinton(ツイッター・アカウント)
・ クリントンについて書かれたウィキペディアのページ

• クラウト
クラウト(Klout)はユーザーのソーシャルメディア上での影響力の度合いを分析するウェブサイト。1から100までのスコアで、その人の影響力を示す。

クリントンのスコアは95。最も関連性がある言葉として挙げられるのは、「行動主義」「バラク・オバマ」「ビル・クリントン」だった。

トランプのスコアは89。関連性の高い言葉の上位は、「医療保険制度改革法」「ベンガジ」「ビル・クリントン」。

• リンクトイン
トランプは個人でも経営する企業でも、リンクトインのページを開設していない。クリントンは、影響力のある「インフルエンサー」に名前が挙がっている。フォロワー数はおよそ46万5,000人。
次ページ > ツイッター以外では大差はない? 

編集 = 木内涼子

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事