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Applying the dark arts of satire, cynicism & humor to consumer tech.

Photo: Instagram screenshot

ロボットが警備員の役割を果たすようになるのは、時間の問題だった。ピザの配達やファストフードの店員役をこなすロボットたちは、セキュリテイ分野に進出を開始した。シリコンバレーに本拠を置く、ナイトスコープ社(Knightscope)は、重量約130キロの警備ロボット「K5」を開発した。

このロボットは既にサンフランシスコのウーバー関連施設をパトロール中の姿を目撃されており、最近はカリフォルニア州の各所で活動を開始したようだ。K5はベータ版として始動したが、かなりの高評価を得ている。このロボットは武器を携帯する代わりに複数のHDカメラを搭載し、360度の視野で警戒にあたる。

時給7ドルで24時間働く警備員

K5は映画「ロボコップ」に登場したロボット警察、ED-209とはちがう可愛い外見で、熱探知カメラや天候センサー、レーザーを用いた距離計測機能を装備。車のナンバーや人物を見分けることも可能だ。身長は約150センチ。卵型の頭を持つK5は時間あたり約7ドルでレンタルされている。2台を同時にレンタルし、1台を塀の内側に、もう1台をその外周に配備した企業もあるという。

ナイトスコープ社のマーケティング担当、ステイシー・スティーブンスはFusion.netの取材で次のように述べた。「人間の警備員の1シフト分のコストで、毎日24時間ぶっ通しで働くロボットを導入できるのです」

平均的な警備員の時給が25ドルから35ドルと仮定した話だという。ナイトスコープは既に2社の警備会社とも契約を結んでいる。

インスタグラム上にもショッピンセンターに現れた、K5の写真がアップされており、ハッシュタグ#securityrobotで検索すると数十枚の写真が見つかる。通行人たちは面白いアトラクションのように感じているかもしれないが、K5は疑わしい動きを探知すると巨大なアラーム音を発し、人間の警備員たちに連絡をとり、犯罪を未然に防ぐ。これまでのところ、K5が路上の落書きを通報したという報告は無いが、今後はそういった場面での活躍も始まるのかもしれない。

警備という業務は大変な仕事であり、ロボットが代役を務めるのは適しているのかもしれない。警察官のような複雑な任務を行なうのは難しいが、K5たちは現状で彼らができる範囲で警備の役割を担っている。

将来的には人工知能を備えたロボットが独自の判断で警備活動を行なうことになるのかもしれない。しかし、当面の間は駐車場やショッピングモールで徐々にK5のような警備ロボットが一般化してゆく時代が続きそうだ。

編集=上田裕資

 

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