経済・社会

2016.06.21 09:00

「ヒラリー大統領」を支援する富豪たち、ジョージ・ソロスからスピルバーグまで


マーク・ベニオフ
顧客管理クラウド大手セールスフォースのCEOであるベニオフは3月に 行われたCNNのインタビューで、無党派であると述べたうえで「私はヒラリー・クリントンが好きだ。彼女は経験豊富で理解の深い人物だ」と発言をした。さらに「彼女を好きな理由は、いま子供の教育に力を入れないと不平等が広がると考えているからだ」と語った。

ベニオフはこれまでジェンダー間の平等や性的マイノリティーの権利を積極的に訴えてきた。政治資金の調査団体Center for Responsive Politics によると、ペニオフは2016年3月、クリントンに2,700ドル(※FECが定めた候補者への直接献金額の上限)の献金を行った。

ハイム・サバン
メディア界の大物ハイム・サバンは妻と共にクリントンのスーパーPACに1,000万ドル(約10億円)を寄付し、現時点で公開されている中で最大の献金者だ。サバン夫妻はクリントンが立候補した1か月後の2015年5月に、ビバリーパークにある自宅で資金集めパーティーも主催した。推定36億ドル(約3,750億円)の資産を持つとされるサバンは、ヒスパニック系向け放送局ユニビジョンの会長を務めている。

J.B.プリツカー
ハイアットホテルの創業一族であるJBプリツカーとその妻は、クリントンのスーパーPACに650万ドル(約6億7,700万円)を寄付した。プリツカーは以前から民主党への献金を行っており、兄弟のアントニーと共にプライベートエクイティやベンチャーキャピタルを手掛けるプリツカー・グループを経営している。

S・ダニエル・アブラハム
ダイエット商品スリムファーストを立ち上げたアブラハムはクリントンのスーパーPACに300万ドル(約3億1,250万円)を献金した。2000年にスリムファーストをユニリーバに23億ドル(約2,400億円)で売却したアブラハムは、中東の平和を推進する団体を設立し、イスラエルとパレスチナの問題では二国共存を支持する立場を取っている。現在91歳で、21億ドル(約2,200億円)の資産を持っている。

スティーブン・スピルバーグ
映画監督スピルバーグはクリントンのスーパーPACに100万ドルの献金を行っている。

アリス・ウォルトン
ウォルマート創業者の娘であるウォルトンは、クリントン陣営に35万3,400ドル(約3,680万円)を寄付したとブルームバーグが報じている。ウォルトンは2013年にもクリントンのスーパーPACに2万5,000ドル(約260万円)を寄付した。クリントンは弁護士時代の1986年からの数年間、ウォルマートの取締役に名を連ねていたが、91年に夫のビル・クリントンが米大統領選出馬を表明後、その職を辞した。

編集=上田裕資

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