その第一弾となるのは、セレブの間でもファンの多いアレキサンダー・ワン。ワンはこれまで マドンナやカニエ・ウエストなど、多くのミュージシャンとコラボを行ってきた。この試みではプレイリストに加え、各ブランドの特設ページで独自の画像や編集コンテンツも公開する。毎月新たなデザイナーが登場し、過去に登場したデザイナーのコンテンツはアーカイブされる。
アップルがファッション業界と提携するのは今回が初めてではない。2015年後半にはイギリスのファッションブランド、バーバリーを「キュレーター」として迎え、同社が選んだイギリスの若手アーティストを特設ページでフィーチャーした。
アップルミュージックの提供開始からまもなく1年になるが、プレイリストは特に優れた機能の1つとして受け入れられている。6月13日、アップルは「WWDC」でアップルミュージックは1500万人以上の利用者を獲得したと発表した。
今回の試みがうまく行けば、アップルはキュレーターに他のブランドを起用する可能性もある。スポティファイにも同様のサービスがあり、特に人気のあるプレイリストの一部について、企業が一定期間スポンサーとして広告を出すことができるようになっている。プレイリストの広告活用はブランドが潜在的な消費者にアクセスするための手段として、かなりの効果を発揮しそうだ。