ビジネス

2016.06.09

元レディー・ガガのマネージャー、Spotify幹部に起用の裏事情

Troy CarterとLady Gaga photo by Kevin Mazur / gettyimages

音楽ストリーミングサービス大手スポティファイ(Spotify)が長期的に見て成功するかは未知数だが、同社はレディー・ガガの元マネージャーであるトロイ・カーターを幹部に起用して注目を集めている。

エンターテインメント企業アトムファクトリー(Atom Factory)を立ち上げたカーターは、レディー・ガガを世に送り出した後、メーガン・トレイナーやチャーリー・プースのマネジメントを行っている。スポティファイはカーターを同社のクリエイター部門の責任者に起用したことをReCodeの取材で認めた。

カーターはスポティファイに初期段階から出資していたため、衝撃的というほどのニュースではない(彼は他にもウーバーやエアビーアンドビーにも出資している)。2015年9月に行われたTechCrunch Disruptでは「テイラー・スウィフトがスポティファイから全楽曲を削除したことは間違っている」と、スポティファイを擁護する発言もした。

スウィフトが問題視したのは、広告を表示する代わりにユーザーに音楽を無料で提供するスポティファイのビジネスモデルだ。同社は月額およそ10ドル(約1,070円)で広告を表示しないようにできるフリーミアムの形をとっている。
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編集=上田裕資

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