アプリが米の種類を自動判別 シャオミの「スマホ連動炊飯器」

Yuji Kotani / gettyimages

中国圏以外の国の人々にとって、シャオミ(小米科技、Xiaomi)は、低価格だがハイスペックなスマホメーカーとのイメージが強いだろう。

しかし、シャオミは中国においては、サムスンやソニーのように空気清浄機やテレビ、その他数多くの製品を製造・販売している。そんなシャオミがついに、圧力IH炊飯器「Mi Induction Heating Pressure Rice Cooker」を発表した。

シャオミはスタートアップ企業として、スマホでは世界4位の売り上げを誇る。そんな彼らは次は「炊飯器」で、世界をより素晴らしい場所にしようとしているのだ。

2400通りの炊飯方法が可能で価格は150ドル

この商品はシャオミのサブブランド「Mi Ecosystem」の商品。価格は150ドルと低価格だ。外観は、シャオミのフラッグシップ携帯端末Mi Noteのデザインに、無印良品のシンプルさと、アップル的なホワイトをブレンドしたような仕上がりだ。スタイリッシュな白を基調としたデザインは、一般的な炊飯器とは大きく一線を画す。

また、この炊飯器の最大の特徴は専用アプリと連携し、2,450通りの炊飯方法で米を炊くことができる点。また、ユーザーが米袋のバーコードをアプリでスキャンすると、米の種類を認識し、その米に適した炊き方を自動で行なう。アプリは現在、200種類の米のブランドを認識可能で、今後はさらにデータを増強していくという。

シャオミによると、この炊飯器は「気圧を1.2倍に保つ磁気リリーフ・バルブを採用。沸点は常に摂氏105度を維持しており、風味豊かな米を炊くことができる」という。この製品は4月6日に中国で開催されたMiファン・フェスティバルで発表された。海外での発売は未定という。


編集=上田裕資

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