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Colin Anderson / gettyimages

今日私たちは、文明の起源からわずか数年前までに生み出した量の情報を毎年生み出している。さらにマイクロプロセッサーやセンサーを介してデバイス同士がつながり、情報が収集、共有されることでより多くのデータが生成されている。自分を取り巻く物事を知的に処理していくことは、世界をより深く理解し、コントロールしようとする中で必然のことなのかもしれない。

私たちが生み出すデータには一過性のものもあるが、長期的な価値があるものもあり、今後分析ツールが発達すれば、より意味のあるものになることもある。価値があると信じているから当然のように保存をし、そうすることで、アーカイブデータの蓄積場所も増殖している。ここで問題になるのが、時とともにデータが悪化する中、現在の技術の発展スピードで増え続けるデータを長期的に保存しておく場所や方法が確保できるのか、ということである。

技術が発展すると、古いハードウェアやフォーマットは使えなくなり、一部のデータが利用できなくなることがある。しかし、データを古いフォーマットから現代のフォーマットへ定期的に移動させたとしても、熱など自然発生的な原因により、時間の経過と共にデータが破壊されてしまうことが多々ある。保存が長期化すればするほど、データが破壊されてしまう可能性もまた高くなるのだ。となると、データの破壊を予防、あるいは修正するには定期的にデータ・スクラビングと修正を行うこと、そしてデータが破壊されずに残る確率が高いよう複数のコピーを保存することが最善の策となるだろう。

管理が必要な上に、異なるハードウェアに複数のコピーを保存するとなると、長期間データを保管するには相応のコストがかかる。重要なコンテンツを保有している大組織であれば、将来のためにデータの保護にコストをかけるだろう。しかし、小さな組織や一般消費者レベルではそれだけのコストをかけられない。また、大手なら自動化してしまう作業を自分で行うために高度の技術が必要になったりする。そういったユーザーにとっては、管理の行き届いたデータセーターに移し、他の組織のデータと共に専門家に管理してもう方が安全かつ、長期的にはコストも抑えられる。

そこで、未来に向けて大量のアーカイブを保存するのに重要なのがクラウドだ。大規模なデータセンターであれば、小規模なアーカイブの管理にはない低コスト高効率を実現することができる。また、クラウドであればネット経由でアクセス可能なため、アーカイブされたデータの活用も可能になる。つまりクラウドを利用したアーカイブは、今後コストが下がるにつれ成長するとみられている。

ストレージに関する国際会議では、2016年の基調講演でグーグルのデイブ・エリオットとジェフ・ケンバーがクラウドを取り上げる予定だ。公共クラウドサービスが提供するハイパー・スケール・コンピューティング、クラウドの価格設定にみるムーアの法則、そしてアーカイブされた資産から新しいビジネスを生み出す可能性を合わせて考えると、クラウドを利用した場合、従来型ローカル・アーカイビングと比較して、価格体系が根本的に変わってしまうことなどについて議論される。

編集 = Forbes JAPAN 編集部

 

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