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leungchopan / shutterstock

最近の調査によれば、企業のアクセラレータープログラムは、ますます増加しており、また、国境を超えるものになっている。欧米企業は、アジアにアクセラレータープログラムを置く動きを加速させている。

世界中の85の企業アクセラレータープログラムのうち、18はアジアにある。企業がイノベーションプログラムを設置するのに選んだのは、上海、香港、シンガポール、バンガロール、シドニー、メルボルン、クアラルンプールの7都市である。これらのアクセラレーターの幾つかは、企業の本国以外の場所にある。

自社のプログラムをアジアで開始または拡大した大企業4社は、Microsoft Ventures、Pitney Bowes、Target Corporation、Unileverである。アジア地域においても、自国外にアクセラレーターを設置する企業も出始めている。

TelstraのMuru-Dプログラム、 DBS、Infiniti、AIAは、プログラムを域内で開始したが、場所は本国外である。
事業を拡大するために、企業が多様な新しいアイデアを求めているので、アジアへのシフトは続く可能性が高い。保険を含む金融サービス・セクターとテクノロジー・セクターは、最も熱心に世界中の様々な国で、そのようなプログラムを始めている。

両セクターを合わせると、世界中で35の企業アクセラレーターがある。リテール・バンキングや消費者に関わる金融サービスは、ベンチャー企業によって、急速にデジタルされて取り込まれており、効率的でより便利なサービスが提供されつつある。アクセラレーターによって、これらのフィンテック創業企業と関わり、投資することが比較的スムーズかつ容易に出来る。

アジアの都市の中には、あるセクターに強い所もある。

香港の創業エコシステムは、深圳や中国南部の製造業の盛んな省に近いため、モノのインターネットのハブとしての可能性を秘めている。香港、シンガポール、シドニーには、確固とした銀行セクターが存在しており、フィンテック・ハブの首位を競っている。
バンガロールは、ITとソフトウエアに抜きんでていることで有名だ。企業としては、かつては単なるバックオフィスや共同サービスセンターであったものを、新しいコンセプトやテクノロジーの先頭に立つクリエイティブなイノベーション・ハブとして活用できる。

クアラルンプールは、近年、地域のハブとしての存在感を高めており、世界中からテクノロジー創業企業を引き付けそうに見える。マレーシア政府は、クアラルンプールの南僅か30㎞の所にあるテクノロジー・ハブのCyberjayaの改革に資金を出した。このプロジェクトによって、800社を超える企業が引き付けられ、そのうちの40社は、テクノロジー・セクターの多国籍企業である。

Cyberjayaのウェブサイトでは、地域の他の都市と比較して、低賃金と低不動産価格により、魅力的な投資先であると謳っている。政府は、創業企業に対しては、会社設立について税制上の特典を与えており、民間資金も国内外の出資者から集まっている。

全体として、アジア太平洋地域は、大企業にとって、検討しなければならない候補となっている。本国の方が便利なように感じられるかもしれないが、国境を越えたイノベーションの方が、より賢く効率的な投資になるのではないか。

編集 = Forbes JAPAN 編集部

 

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