確実に自信が育つ8つの方法

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成功者はたいてい自信をみなぎらせている。彼らが自分自身や自分のしていることを信じているのは明らかだ。だが、成功したから自信が生まれたのではない。最初から自信があったのである。

以下について考えてみてほしい。

・疑念は疑念を生む 自分が自分自身や自分のアイデア、能力を信じていなかったら、誰が信じるだろう?

・新たなチャレンジには自信が必要 不安な人や臆病な人は、慣れ親しんだ環境の中に留まろうとしがちだが、慣れ親しんだ環境が自然に拡張することは滅多にない。このため、自信のない人は、将来性のない仕事から抜け出せず、価値あるチャンスを見過ごしてしまう。

・自信のない人は、外的環境に翻弄されると感じがち 成功者は障害をものともしない。だからこそ、成功する。

あなたがしたいことをするのを妨げる者は、あなたの他に誰もいない。自信のなさという障壁を取り除こう。

自信は、輝かしいキャリアを築くために欠かせない要素だ。自信を持てば、とうていできるとは思えなかったようなことが可能になる。適切な助言に従って努力すれば、誰でももっと自信を持てるようになる。ある地点を過ぎると、内側から自信が湧いてくるのを感じるようになるのだ。

以下の8つ戦略を実践すれば、間違いなくその地点に到達できる。

1. 正直に自分を見る

ジョニー・ウニタスは言った。「うぬぼれと自信は違う。うぬぼれとは自慢すること。自信とは、自分にはその仕事ができると信じることだ」言い換えれば、自信は努力によって手に入れるもので、自信がある人は自分をわかっているのだ。自信が能力を上回ると、一線を踏み越えて尊大になってしまう。その違いを知っておく必要がある。

本物の自信は、現実にしっかり根を下ろしている。自信を育てるためには、自分の能力を正直かつ正確に見定めねばならない。自分の技能に弱点があれば、その技能を計画的に強化し、弱点に足を引っ張られる可能性を最小限に抑える方法を見つけよう。自分の弱点に目をつぶったり、それは弱点ではなくて強みだという振りをしたりしても、弱点が消えることはない。また、自分の強みを明確に理解していれば、多忙で競争の激しいビジネスの場で、他人の根拠に欠ける意見や批判に惑わされることはないし、それによってさらに自信が育まれる。

2. ノーと言う

カリフォルニア大学サンフランシスコ校で行われた研究によると、断ることが下手な人ほど、ストレスを経験したり燃え尽きたりしやすく、鬱状態に陥ることすらあるという。こういったことはすべて、自信を失わせる。自信がある人は、断ることは健全だと知っており、自分という人間は大切な存在だと理解しているから、きっぱり断ることができる。自信がある人は、断る時に、「私にはできそうにない」とか「できるかどうかわからない」などと言うことはない。自信がある人は、新しい任務に対してノーと言うことは、現在の任務を大切にして、その任務を成功させる機会を得ることだと理解している。

3. 上司と適切な関係を築く

上司との関係に問題があると、才能豊かな人でさえ自信を失いかねない。上司に常に批判され、業績に傷をつけられれば、自信を育てるのは困難だ。どこで関係に問題が生じたのかを突き止め、関係を正常化するために自分にできることがないかどうか見極めよう。関係を修復するのがもし本当に不可能であれば、別の場所へ移るべき時期が来ているのかもしれない。

4. ささやかな勝利を求める

自信のある人は、課題を定めて努力し、その課題をクリアすることが多い。たとえその努力がささやかな勝利しかもたらさないとしても、だ。小さな勝利は、報酬とやる気を司る脳の部位に新たなアンドロゲン受容体を生み出す。アンドロゲン受容体の増加は、テストステロンに影響を及ぼし、より自信が生まれて、もっと課題に取り組みたいという欲求を起こさせる。小さな勝利をいくつも経験すると、数カ月にわたって自信が増え続けることもある。

5. メンターを見つける

才能溢れる経験豊かな人物に仕事を教わり、いい仕事ができた時は褒めてもらうことほど、自信がつくことはない。優れたメンターは鏡となって、あなたが自分を信じるために必要な客観性をもたらしてくれる。知識は自信を育てる。自分がどこに立っているかがわかれば、エネルギーをより効果的にフォーカスできるからだ。メンターはまた、職場の企業文化を教えてくれることもある。仕事のやり方に関する職場の不文律を知っていることは、大きな自信につながる。

6. エクササイズを予定に組み込む

Eastern Ontario Research Instituteの研究によると、週に2回のエクササイズを10週間続けた人は、社会的存在としても学業でも運動競技でも、優秀になったと感じたという。さらに、被験者が自身の体に対して抱くイメージも自尊感情も向上した。なにより素晴らしいのは、肉体的変化が自信の向上につながったというよりは、体を動かすことで直ちに得られる、エンドルフィンの働きによるポジティブな感情が、違いを生み出したことである。こうした恩恵を確実に受けるために、エクササイズを予定に組み込もう。そうすれば、自信がみなぎった状態が続くだろう。

7. 成功する服を着る

好むと好まざるに関わらず、服装は、他人に与える印象を大きく左右する。色、裁断、デザイン、さらには身につけるアクセサリーまでもが、雄弁に物語る。と同時に、服装は、自分自身に対する感情にも影響を及ぼす。カジュアルな格好をしている時と、ドレスアップしている時とでは、人は異なった話し方をすることが、さまざまな研究によってわかっている。自信を持つためには、しかるべき格好をすることだ。ショッピングと朝の身支度に今より時間がかかったとしても、表現したい自分のイメージにかなった、自分をよく表している服を選ぶことである。

8. 攻撃的にならずに主張する

攻撃性は自信とは異なる。攻撃は虐めだ。不安な時は、そのつもりがなくても攻撃的になってしまいがちである。誰かの感情を踏みにじったりしないためにも、攻撃的にならずに自己主張する練習をしよう。攻撃的にならずに自己主張できるようになるには、不安感に囚われない方法を学ぶ必要がある。それができれば、自信が増すだろう。

すべての戦略を活かす

自信を育むのも、自信を損なうのも、自分次第だ。自信は現実に立脚している。自信とは、たんに「最善の結果を期待する」以上の確かな知識なのだ。自信があれば、確実に仕事をやり遂げることができる。それこそ、本物の自信が持つ力だ。

編集 = Forbes JAPAN 編集部

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