CONTRIBUTOR

Ralph Jennings

台湾とアジア地域に関するあまり知られていない話題をカバー

U.C. Berkeleyを卒業した1988年以降、ニュースレポーターとして主要ニュースのほとんどをカバー。日本のメディアである共同通信社では中国共産党の幹部について人民大会堂で取材した経験もある。2006年から台北に拠点をおき、台湾の会社や経済トレンドを取材。2010年までロイター通信で難題を抱える中台関係を集中的に取材した。最近では、中国のハイテク産業の動向を追い、中国をとりまく周辺アジア諸国へと取材範囲が広がっている。

  • 台湾でスタートアップ育成の「アリババ」 起業家に3億ドル用意

    6月5日から開催された台湾のテック見本市「COMPUTEX」には400以上のスタートアップ企業が参加した。そこで存在感を発揮していたのが、中国のアリババがスタートアップ育成のために設立したファンド「Alibaba Entrepreneurs Fund(阿里巴巴創業者基金)」だ。アリババが設置したパビ ...

  • スマホ向け半導体で圧勝、台湾「TMSC」創業者が86歳で引退

    半導体の受託生産の世界最大「TSMC(台湾積体電路製造)」の創業者、張忠謀(モリス・チャン)が6月5日、引退した。現在86歳の彼は1987年に同社を設立し、世界的企業に成長させた。張はアメリカの「テキサス・インスツルメンツ」に約25年間勤務した後、台湾政府から同国のハイテク分野を育成するために招聘さ ...

  • 指輪型ウェアラブル「ORII」がアリババらから約3億円調達

    ウェアラブルデバイスと聞けば、誰でも思い浮かべるのがスマートウォッチやフィットネスバンドだ。しかし、香港のスタートアップ企業「Origami Labs」のアプローチは全く異なっている。Origami Labsが開発した指輪型のウェアラブルデバイス「ORII(オリー)」は通話が可能で、スマートフォンと ...

  • 台湾HTCが起死回生願う「新スマホ」が直面する差別化の壁

    台湾のHTCはまだスマホ事業を諦めていない──。5月4日発表のHTCの今年4月の連結売上高は、前年同月比55.5%減の20億9900万台湾元(約77億円)となり、過去13年で最低となった。「2011年時点では世界のスマホ市場の10.7%を占めていたHTCの現在の世界シェアは1%に満たない水準だ」と調 ...

  • 中国で一人勝ちのファーウェイ「市場シェア24%」を獲得

    中国におけるスマートフォンの出荷台数は2017年に初めて前年度を下回った。調査会社「カナリス」によると、今年の第1四半期はさらに落ち込み、前年同期比で21%減となっている。しかし、そんな状況下でも売上を増加させたのがファーウェイだ。今年1月から3月期のファーウェイの中国国内の売上は2%増となり、競合 ...

  • アップルの中国シェア拡大を支えるSiri、現地アプリと連携強化

    アップルは昨年、低価格なAndroidスマホがひしめく中国市場で15%もの市場シェアを獲得した。しかし、これは「iPhone 8」シリーズと「iPhone X」を発売し、グローバルでシェアが急増した影響であり、今年は減少に転じると業界アナリストの多くは予測している。しかし、アップルが中国でシェア拡大 ...

  • 台湾の仮想通貨取引所CEOが政界進出、フィンテック活性化狙う

    台湾の仮想通貨取引所「OTCBTC」のCEOのイーティン・チェン (Yi-Ting Cheng)が、今年11月の台北市の市長選挙に立候補する。チェンは4月13日、出馬への意向を固めたと宣言した。市長選には様々な政党の候補が出馬を予定しているが、チェンは無党派色を打ち出し、台湾の仮想通貨業界を活性化す ...

  • 中国がVPN規制をさらに厳格化、外国人への影響は?

    中国政府は、VPN(仮想プライベートネットワーク)に対する規制を強化しており、中国のネット民にとってはフェイスブックやウィキペディア、ユーチューブなどの禁止されたウェブサイトにアクセスすることがこれまで以上に困難になっている。中国政府は、これらのサイトには反政府的なコンテンツが含まれることを懸念して ...

  • 逆風のタブレット市場で影響力高める、台湾メーカーの力

    2017年4Qのタブレット出荷台数は、好調な年末商戦を受けて前期比4.5%増となり、大手ブランドやOEMメーカーの収益を押し上げた。しかし、買い替え需要が一巡し、2018年に入って販売台数は伸び悩んでいる。これまでタブレットを使っていたユーザーの多くが、大型スマホにシフトしていることも影響していると ...

  • 「東洋のハワイ」目指す中国・海南島、カジノ解禁も検討中

    中国のハワイと称される海南島が突如、世界の旅行業界から注目を集めることとなった。中国当局は4月18日、世界59か国の観光客に対し、30日間はビザなしで海南島に滞在できる許可を与えると発表した。この制度は5月から導入される。中国南部の南シナ海に浮かぶ海南島は広さ約3万3000平方キロメートル、人口は約 ...

  • 台湾エイサーが注力「娯楽施設向けVR」の巨大なポテンシャル

    台湾のPCメーカー大手「Acer(エイサー)」はパソコンの売上が落ち込むなかで、VR(仮想現実)関連デバイスに活路を見出そうとしている。Acerは今年3月、世界最大規模のVR娯楽施設であるドバイのショッピングモール「The Dubai Mal」に、同社のVRヘッドセット「StarVR」を納入するとア ...

  • 人口減続く中国「一人っ子政策廃止」でも出生率は日本以下

    中国政府は2016年に「一人っ子政策」を緩和し、高齢化や若年労働者不足を解決する意思を明らかにした。しかし、中国では個人資産が増加する一方で、20年にわたり人口減少が続いている。中国の出生率の減少に歯止めはかかっていない。そんな中、小売業界でも変革が求められている。世界最大の人口を誇る中国では、自動 ...

  • AI人材の宝庫、台湾 米企業がエンジニア争奪戦

    グーグルは3月21日、台湾で300名を雇用し、5000名以上の学生にAI(人工知能)のプログラミングを学ぶ機会を与えると宣言した。グーグルは昨年、11億ドル(約1180億円)でHTCのハードウェア部門の一部を買収しており、元HTCの社員ら2000名が同社に移籍することも決定済みだ。マイクロソフトも今 ...

  • 中国スマホ市場で「一人負け」のレノボ、ARとVRに注力か

    中国のレノボはかつてPCメーカーとして名を馳せたが、近年はスマートフォンメーカーとしての動向に注目が注がれている。しかし、レノボのスマホ市場での存在感は、ここ数年で急激に低下している。レノボは2014年にモトローラを買収したが、モトローラのブランド力を有効に活用しきれていない。調査企業「IDC」のア ...

  • 苦戦鮮明の台湾HTC、2017年の売上は「過去13年で最低」に

    台湾の「HTC」は2011年時点では世界のスマートフォン市場の10.7%を占めていたが、近年は苦戦が続いている。2017年の通年売上は約21億ドル(約2200億円)で、過去13年で最低の売上だった。HTCは今年2月、約10億ドル(約1130億円)でグーグルに同社のスマートフォン事業の一部を売却し、P ...

  • アップル、中国で苦戦鮮明 王者ファーウェイと1千万台の差

    アップルは2017年にiPhone XやiPhone 8シリーズを発売したことにより、昨年末には売上ベースで世界のスマホ市場の半分以上を占めていたことが明らかになっている。調査会社「Strategy Analytics」のデータによると、昨年の10〜12月期におけるグローバルでのアップルの売上シェア ...

  • Chromebookで世界トップになった台湾「エイサー」が歩んできた道

    台湾のPCメーカー「エイサー(Acer)」は今から数年前には厳しい経営状態にあった。2008年から同社のCEOを務めてきたGianfranco Lanciは、取締役会と意見が折り合わず2011年に会社を去った。その後の数年の間、エイサーは凡庸なパソコンの製造を続けたが、出荷台数は減少を続けた。しかし ...

  • デルタやマリオットも中国に謝罪 「台湾」呼称問題の行方

    中国は世界第2の経済大国であり、購買力の高い消費者たちを抱えている。多くの企業は当然その声を無視できない。先日、中国当局は海外の多国籍企業に対し、台湾の位置づけについてクレームをつけた。新華社通信の報道によると、中国当局はマリオットホテルグループがウェブサイト上の顧客向け検索機能において、台湾を一つ ...

  • 中国で消えない「象牙」の違法売買、SNSで直販の業者も

    世界最大の象牙市場である中国は、2017年12月31日に象牙の販売を全面禁止したと宣言した。中国では象牙がステータスの象徴として扱われ、アフリカでの象の密猟につながっていた。同国は2015年以降、段階的に象牙の販売を禁止してきたが、2017年には残る105の店舗、工場を閉鎖した。ナショナルジオグラフ ...

  • ハリウッドと台湾をつなぐ映画監督アン・リーへの期待

    台湾で11月に開催された映画賞「ゴールデンホース・アワード(金馬奨)」で、台湾人母子を巡る社会派サスペンス「血観音(The Bold, the Corrupt and the Beautiful)」が最優秀賞を獲得した。台湾、香港、中国本土の作品を対象とした金馬奨は中国語映画のオスカーとも呼ばれる。 ...