CONTRIBUTOR

Ralph Jennings

台湾とアジア地域に関するあまり知られていない話題をカバー

U.C. Berkeleyを卒業した1988年以降、ニュースレポーターとして主要ニュースのほとんどをカバー。日本のメディアである共同通信社では中国共産党の幹部について人民大会堂で取材した経験もある。2006年から台北に拠点をおき、台湾の会社や経済トレンドを取材。2010年までロイター通信で難題を抱える中台関係を集中的に取材した。最近では、中国のハイテク産業の動向を追い、中国をとりまく周辺アジア諸国へと取材範囲が広がっている。

  • フェイスブックが期待の台湾市場、FB利用率は「97%」

    世界で22億人の月間アクティブ利用者数(MAU)を誇るフェイスブックだが、アジアでは各国のライバルサービスとしのぎを削っている。日本ではLINEと、インドではリンクトインやピンタレストと競合し、中国では政府がフェイスブックの利用を禁止しているために現地企業が市場を独占している。一方、台湾にはライバル ...

  • アップルからの受注減に怯える台湾企業、米対中制裁の余波で

    アップルをはじめとする米国のメーカー各社は、トランプ政権による中国への制裁関税で苦境に立たされている。ドナルド・トランプ大統領は9月8日、「エレクトロニクス製品の製造を米国に移転するべきだ」とツイッターに投稿した。仮にアップルがトランプの意見を受け入れた場合、台湾の受託生産メーカーのうち、少なくとも ...

  • 台湾で「罰金回避」のクアルコム、5Gプロジェクト再開へ

    昨年10月、台湾の公平交易委員会(日本の公正取引委員会に相当)は、米国のチップメーカー「クアルコム」に対して234億台湾ドル(約840億円)の罰金の支払いを命じた。公平交易委員会は、クアルコムが独占的な地位を濫用し、同社が保有する特許に対して台湾企業から過大なロイヤリティを徴収していたとしていた。ク ...

  • 反中感情高まる台湾でも好調の「シャオミ」のブランド力

    台湾は、中国のスマホメーカーにとって本国や東南アジアよりも規模が小さく、魅力に乏しい市場だ。しかし、シャオミ(小米)にとっては状況が異なる。台湾では、シャオミ製のスマートフォンや、IoT機器などが人気を博しているのだ。「シャオミは、スマートホームやIoT機器など、幅広い製品ポートフォリオを武器に台湾 ...

  • 中国スマホメーカーに追い抜かれた台湾「HTC」の苦境

    過去7年に渡る業績不振にあえぐ台湾のHTCが、新型スマホ「U12 Life」をリリースしようとしている。U12 Lifeは、HTCの上位機種「U12+」や、昨年発売した「U11 Life」の廉価版的モデルだ。報道によるとU12 Lifeは中価格帯の端末でありがなら、ハイエンドモデル向け機能をいくつも ...

  • 中国で不買運動の台湾カフェ企業「85℃」 運営元の株価急落

    中南米を外遊中だった台湾の蔡英文総統は8月12日、ロサンゼルスで台湾系のカフェチェーン「85℃」に立ち寄った。その報道を見た中国のネットユーザーらは、85℃のボイコットを開始した。なぜなら、中国で多数の店舗を展開する85℃は、台湾の独立を容認しているとみなされたからだ。その後、85℃運営元の台湾企業 ...

  • 廉価版iPhoneの製造受注で注目の台湾企業「ペガトロン」の強み

    アップルが9月に発表する、廉価版iPhoneへの期待が高まっている。上位機種を300ドル近く下回る価格となる見込みの廉価版は、特に中国やインドなどの新興国で売上を伸ばしそうだ。廉価版モデルの製造受託から莫大な利益を得る台湾企業が、台北本拠の「Pegatron(ペガトロン)」だ。アナリストによると、同 ...

  • アマゾンが台湾に開発拠点、AIプログラマの育成も視野に

    アマゾンは先日、台湾の台北市郊外にイノベーションセンターを開設し、地元のスタートアップ企業を支援するプロジェクトを開始した。同社はこれにより、クラウドサービスAWSの活用をさらに広げていきたい考えだ。AWSはアマゾンにとって最も収益性が高い部門となっており、2017年の第4四半期決算では前年同期比4 ...

  • 格安スマホの頭脳を担う、台湾チップメーカー「MediaTek」の躍進

    スマートフォンのプロセッサとして広く知られているのはクアルコムの「Snapdragon」だ。ハイエンドモデルの多くはこのチップセットを搭載している。しかし、安価なスマホにこだわるユーザーにおなじみなのが、1997年創立の台湾企業「MediaTek(メディアテック)」のプロセッサだ。7月17日にMed ...

  • アップルが中国の工場で進める「再生可能エネルギー」使用

    アップルは先日、中国で再生エネルギーの使用をサプライチェーンに広げるためのファンド「チャイナ・クリーン・エネルギー・ファンド」の設立を宣言した。アップルの動きは大気汚染の問題への対処を迫られる中国政府を支援することになる。現状で10社の中国のサプライヤーがこのファンドへの参加を表明。台湾の「Catc ...

  • シャープ買収から2年、フォックスコンの「株価上昇」戦略

    電子機器の受託生産(EMS)で世界最大手の「フォックスコン(鴻海精密工業)」を率いるテリー・ゴウ(郭台銘)董事長は、少なくともあと5年は引退しないと宣言した。フォックスコンの事業は、受託生産と自社ブランド製品の製造・販売からなるが、アナリストらは同社がスマートフォンの受託生産に重点を置き、製造工程の ...

  • 業績急回復の台湾PCメーカー「Acer」のマーケティング力

    エイサー(Acer)の業績が急回復している。世界6位のPCメーカーであるエイサーは、今年第2四半期の売上高が前年同期比9.1%増の19億ドル(約2130億円)となったことを明らかにした。同社は、かつてPC販売の世界的な低迷で危機的状況に陥り、2011年にはイタリア人の前CEOが辞任。その後、経営の立 ...

  • 台湾HTCが1500名の大リストラ、頼みの綱は「VR」か

    台湾のHTCは7月2日、全従業員の約5分の1に相当する1500名を解雇すると発表した。同社は2011年には世界のスマホ市場で約11%のシェアを握っていたが、現在では1%にまで低落している。台北の調査企業「TrendForce」のアナリストによると、HTCは近年、業務のアウトソース化を進めており、人員 ...

  • 台湾でスタートアップ育成の「アリババ」 起業家に3億ドル用意

    6月5日から開催された台湾のテック見本市「COMPUTEX」には400以上のスタートアップ企業が参加した。そこで存在感を発揮していたのが、中国のアリババがスタートアップ育成のために設立したファンド「Alibaba Entrepreneurs Fund(阿里巴巴創業者基金)」だ。アリババが設置したパビ ...

  • スマホ向け半導体で圧勝、台湾「TMSC」創業者が86歳で引退

    半導体の受託生産の世界最大「TSMC(台湾積体電路製造)」の創業者、張忠謀(モリス・チャン)が6月5日、引退した。現在86歳の彼は1987年に同社を設立し、世界的企業に成長させた。張はアメリカの「テキサス・インスツルメンツ」に約25年間勤務した後、台湾政府から同国のハイテク分野を育成するために招聘さ ...

  • 指輪型ウェアラブル「ORII」がアリババらから約3億円調達

    ウェアラブルデバイスと聞けば、誰でも思い浮かべるのがスマートウォッチやフィットネスバンドだ。しかし、香港のスタートアップ企業「Origami Labs」のアプローチは全く異なっている。Origami Labsが開発した指輪型のウェアラブルデバイス「ORII(オリー)」は通話が可能で、スマートフォンと ...

  • 台湾HTCが起死回生願う「新スマホ」が直面する差別化の壁

    台湾のHTCはまだスマホ事業を諦めていない──。5月4日発表のHTCの今年4月の連結売上高は、前年同月比55.5%減の20億9900万台湾元(約77億円)となり、過去13年で最低となった。「2011年時点では世界のスマホ市場の10.7%を占めていたHTCの現在の世界シェアは1%に満たない水準だ」と調 ...

  • 中国で一人勝ちのファーウェイ「市場シェア24%」を獲得

    中国におけるスマートフォンの出荷台数は2017年に初めて前年度を下回った。調査会社「カナリス」によると、今年の第1四半期はさらに落ち込み、前年同期比で21%減となっている。しかし、そんな状況下でも売上を増加させたのがファーウェイだ。今年1月から3月期のファーウェイの中国国内の売上は2%増となり、競合 ...

  • アップルの中国シェア拡大を支えるSiri、現地アプリと連携強化

    アップルは昨年、低価格なAndroidスマホがひしめく中国市場で15%もの市場シェアを獲得した。しかし、これは「iPhone 8」シリーズと「iPhone X」を発売し、グローバルでシェアが急増した影響であり、今年は減少に転じると業界アナリストの多くは予測している。しかし、アップルが中国でシェア拡大 ...

  • 台湾の仮想通貨取引所CEOが政界進出、フィンテック活性化狙う

    台湾の仮想通貨取引所「OTCBTC」のCEOのイーティン・チェン (Yi-Ting Cheng)が、今年11月の台北市の市長選挙に立候補する。チェンは4月13日、出馬への意向を固めたと宣言した。市長選には様々な政党の候補が出馬を予定しているが、チェンは無党派色を打ち出し、台湾の仮想通貨業界を活性化す ...