Forbes JAPAN 編集部

高野 真

フォーブス ジャパン 編集長

早稲田大学大学院理工学研究科卒業後、1987年4月大和証券入社。1991年より米国へ出向、ノーベル経済学賞を受賞したハリー・マーコビッツ氏とともに資産運用モデルの開発に従事する。1992年に帰国後、大和総研出向 株式ストラテジスト業務を担当し、チームヘッドに。1997年にゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントに転じ、1999年11月より執行役員・企画調査室長を兼務。2001年10月ピムコジャパンリミテッド入社、2002年4月より取締役社長。2014年6月、株式会社アトミックスメディア代表取締役CEO及びフォーブス ジャパン編集長(現職)に就任。2015年9月より、Genuine Startups株式会社共同代表(現職)を兼務する。
日本経済新聞の連載に寄稿するなど、資本市場全般に関する論文・著書多数。1992年度証券アナリストジャーナル賞受賞。早稲田大学や京都大学などで資産運用の実務に関する講義も行う。その他、多数企業の役員や顧問、学会の理事等を務める。

  • 固定観念を打ち砕いた「すし匠」中澤大将との出会い

    ハワイの乾いた風はいつも疲れた体と心を癒してくれる。今回、仕事で訪れたハワイで大きな収穫があった。江戸前寿司の第一人者である「すし匠」の大将、中澤圭二氏との出会いである。中澤氏もハワイの風に魅了されこの地に来た。そのゆっくりとした語り口は、まるで哲学者のように鋭く、説得力がある。「今や築地の魚はブラ ...

  • 映画「ふたつのクジラの物語」が問う、ノンフィクションのあるべき姿

    鯨やイルカが生物分類上は同一の生き物であるということを知っている日本人はどのくらいいるだろうか。世界でも有数の捕鯨国日本にいながら、私たちはそんな基本的なことすら知らない。それゆえイルカ好きの欧米人たちが、あの知的でかわいらしいイルカを食べるとはなんて野蛮な行為なのだろうか、と言うのも理解できる。そ ...

  • 日本に「失敗を許容する」カルチャーを

    シリコンバレーにおける成功のキーワードは「リスク」である。米国にはリスクマネーがあり、リスクを取る起業家がいて、そしてリスクを取って失敗した人を許容するカルチャーがある。日本人はリスクを取りたがらない民族だと言われる。リスクを取って投資する人もリスクを取って起業する人も少ない。しかし本当に問題なのは ...

  • フィンテックの前に「銀行カルチャー」の変革を

    Fintech(フィンテック)という言葉をよく聞くようになった。一部にはIoTやビッグデータのようにシリコンバレーお得意のマーケティング用のバズワードという人も少なくない。確かにフィンテックというと新鮮に聞こえるが、金融工学という分野は1980年代からすでに存在しており特段新しい考え方ではない。決定 ...

  • リスクオフ局面だからこそ「リスクオン」で勝つ

    2月に入り金価格は大幅上昇、円/ドルは110円台前半に突入、日経平均は14,000円台をつけ、原油価格は26ドルまで低下と大荒れとなった。まさに「安全資産買いのリスク資産売り」というリスクオフである。ここまで方向性のはっきりした相場となる理由は、中国経済を中心とした世界経済の景気減速懸念だけではない ...

  • ビル・ゲイツの夢「感染症根絶」

    フォーブス ジャパンは2015年12月、都内でビル・ゲイツ氏にインタビューを実施した。アメリカ随一の富豪は、なぜグローバルヘルスに投資するのか。高野 真(以下、高野): ビル・ゲイツさんは感染症の撲滅に取り組んできました。GHITに支援する決め手は何でしたかビル・ゲイツ(以下、ゲイツ): 日本の製薬 ...

  • ヘッジファンドが希望を託す「世界3大マイナス要因」

    相場が一方向に動き、かつボラティリティが高まる昨今の環境は、ヘッジファンドに大きなベットのシナリオを提供する。第1は原油安シナリオ。シェールガス革命や中国を中心とする新興国経済の悪化など需給悪化はあるものの、根本にはOPECの価格支配力低下という枠組み変化がある。原油の生産コストは1バレル10ドル以 ...

  • 日本は「構造改革」から逃げてはいけない

    編集長インタビュー2 ロバート・ゼーリック(前世界銀行総裁)「中所得国の罠」に対処できた新興国は長期的に成長を続ける明るい材料がこれといって見当たらない、先の見えない時代を生き抜くためには、各国がそれぞれに、構造改革に取り組み続けるしかないのだ。前回のインタビューで、地政学と経済の観点から構造改革へ ...

  • アベノミクス、そろそろ政治家の出番だ

    編集長インタビュー1 モハメド・エラリアン(アリアンツ顧問)中央銀行という医者だけでは、世界経済という患者は治せないいわゆる「リーマン・ショック」以降、未知の局面に突入した世界経済。各国の金融政策が手探りのなか、2016年の世界が取るべき道とは。世界経済が直面しているのは景気循環の問題ではなく、日本 ...

  • Forbes JAPAN編集長が読み解く2016年 世界経済の10大ポイント

    2016年の10大注目ポイントキーワードは「先進国回帰と格差拡大」だ2015年はイスラム過激派によるテロが相次ぎ、地政学リスクの高まりを実感した1年だった。世界経済に目を向けると地域格差が拡がり、さらなる摩擦を招いている。2016年、世界はどこへ向かうのか。賢人たちを訪ねた。1年前の2014年11月 ...

  • 世界経済のフレームワーク[高野 真 ニュースの本質]

    2015年10月末から11月初めの2週間。米国西海岸、ワシントンD.C.、ニューヨーク、そして一時帰国してから再びニューヨークへ、と複数の米国都市を訪問した。フォーブス ジャパン編集長としての3人のエコノミストへのインタビューと個人的にコミットしている世界的NPOとNGOのボードミーティングに出席す ...

  • ピーター・タスカが予想する「これからの日本」

    5大賢人の“トリ”は、かつて日本で最も優れたストラテジストと評され、地政学、歴史的観点を持つピーター・タスカ。彼はいまの日本経済をどのように見ているのか ピーター・タスカ氏は1990年代、日本経済新聞の「マーケット・アナリスト・ランキング」で5年連続1位になるなど、日本で最も ...

  • ジム・オニールと読む「為替投資と新興国」

    5大賢人の3人目は、BRICsの名付け親であるジム・オニール。BRICsの台頭とその後の成功を予測したオニール氏にこれからの為替市場、新興国について聞く。 為替投資はインド・ルピーが魅力的 高野:為替投資についておうかがいできればと思います。通貨への投資は2つの見方があります。1つは、ゼロ・サム。つ ...

  • ジム・ロジャーズと読む「世界の投資機会とリスク」

    ロシア市場がパニックになって、最高の買い場が来る 「日本の株は2016年までは持っていたいが、悲惨なことになる」。そう語る破綻論者の彼が、いま注目するのはすべて意外な国ばかりだ。その理由とは――。 バイクにまたがり、オフィスからは見えない世界の小さな変化を見つけてきたのが、「冒険投資家」の異名をとる ...

  • ロバート・ゼーリックと 「地政学と世界経済」を考える

    「蔓延する政治リスク」が、 経済の構造改革を阻む 世界がニュー・ノーマルから脱するには、政治的な決断が必要だ。しかし政治がコントロールできるかどうかは、地域によって大きな差が生まれようとしている。 ロバート・ゼーリックの名前が、日本で一般的に知られるようになったのは、小泉・フ ...

  • モハメド・エラリアンと考える 「金融政策と世界経済」

    「多速度的世界」を理解する者がニュー・ノーマル後を生き残る 金融危機後、世界経済は、非伝統的な金融政策がとられる予測不能な次元に入った。いま、投資家が知るべきこととは 世界屈指のエコノミストに、その答えを求めた。 ※以下、本誌掲載インタビュー記事より抜粋 2015年の世界を脅かす3つのリスク ...

  • 本誌編集長 高野真:「2015年の投資環境」 ニュー・ノーマル後の世界を考える

    過度の金融緩和による時間稼ぎは限界に達した。継続する金融政策と過剰流動性、潜在成長率低下で迫られる構造改革、高まる地政学的リスク。これかられる新たな経済フレームワークとは 世界経済のフレームワークは、リーマン・ショックから変わった。潜在成長率は低下し、強度の量的金融緩和が行われ、金融規制強化と ...

  • アジア諸国の「日本の評価」は高まっている

    『Forbes JAPAN』編集長インタビューは、世界の第一線で活躍する国内外の有識者に話を聞く特別企画である。第1回は、昨年4月、アジア開発銀行総裁に就任し、アジア、そして世界を飛び回る中尾武彦氏に外から見える“日本の姿”について聞いた。 中尾:(中略)フィリピンのアキノ大 ...