Official Columnist

高田 サンコ

夢の食べもの

管理栄養士資格を持つ。これまでの作品には、女の子が食べるだけの話『たべるダケ』(2013年7月にテレビ東京でテレビドラマ化)、潔癖少年が変態父に翻弄されヒーローになる話『させよエロイカ』(小学館)、全国のおいしいお魚うんちく満載!『海めし物語』(講談社)などがある。ゴラクエッグ『めし婚』連載中。

  • 待っていたら食べれない、また会いに行きたい「松輪サバ」

    そのサバのお刺身は、口に入れるとプリッとしたハリを感じさせ、体温でふわりと溶けていく。酢で締めた「締めサバ」はさらにうま味が引き立ち、キレの良い後味が次々と箸を誘う。皮を炙った「炙りサバ」は脂がとろとろと流れ出し、サバのうまさを最大限に味わえる。私が今食べているのは本当にサバなの? サバの概念が崩れ ...

  • 深く激しい海峡でムチムチに鍛えられた、真夏の明石タコ天

    さっきまでウネウネと動き回っていたタコ。ぐらぐら沸いた鍋に入れられると、瞬く間にあずき色に変わる。それでもう茹で上がり。スライスし、衣をつけ、油にジュワッ!日本一と噂の「明石ダコ」が天ぷらに。いただきます!あつあつの衣がサクッ。すぐにぎゅむと弾力を感じる。でも硬くなく、むしろ柔らかい。太い脚が特徴の ...

  • このミルキィさ、夏限定 旨味が詰まった大福サイズの天然岩ガキ

    まるで岩のようにゴツゴツした大きな殻に収まる岩牡蠣、「夏輝(なつき)」。その豊満な身は、私の手のひらを覆ってしまいそうなほどの大きさ。大福のように丸々として、瑞々しいつやを放ちながらプルプル揺れている。ひと口では絶対に無理。レモンを落として乳白色の体をかじると「ん〜!」しか出ない。とろりとして口いっ ...

  • 水揚げ量日本一の銚子でも貴重、期間限定の「イワシ」の正体

    香ばしく塩焼きになった今日どれ入梅(にゅうばい)イワシを前に、私はまだ「それでもイワシ」感をぬぐえずにいました。いつものイワシの、苦みと口の中に残る脂のにおいを思い出してしまうのです。箸を入れ、身をつまみ上げる。「え…?これ…!?」ヤバみを感じました。みずみずしくふっくら ...