ネット上でプライバシーを守る9の鉄則

Yastremska / Bigstock


1:パスワードでデバイスを保護する
パスワードでデバイスを保護しないのは、家や車に鍵をかけず出かけるに等しい。運が良ければ無断でアクセスされるだけだが、最悪の場合は重要な情報を盗まれたりする。

2:定期的にエゴサーチを実行する
ネット上の自分に関する発言や記述に敏感でいよう。Googleアラートはその点で以前は役立つツールだったが、現在では期待通りには機能しないことも分かっている。代わりにtalkwalker.comを利用しよう。このサービスは個人名やブランド、企業名を登録すると、関連する記述がウェブで見つかった際にメールで通知してくれる。

3:会員サービスからは利用が終了したらログアウトする
ログアウトすれば、利用履歴のトラッキング(追跡)の危機を減少させられるだけでなく、他人があなたのアカウントを盗み見ることを防げる。共用のマシンを使うときは、ログアウトすることは特に重要だ。これを忘れた結果、ひどい目に遭うケースもままあるのだ。

4:メールアドレスを見知らぬ人物に教えない
不審な人物にバーで電話番号を尋ねられ、それに応じる人は居ないだろう。しかし、例えば家電量販店で従業員に尋ねられたら、多くの人が教えてしまう。店側は、顧客情報と商品の販売履歴を記録するためにそういった情報を利用することが多いが、聞かれても拒否することが出来ることは覚えておきたい。

5:データを暗号化する
データを暗号化すれば、もし他人があなたのハードディスクドライブにアクセスしても、内容を見られることは無い。Macで起動ディスクを暗号化するには、システム環境設定の「セキュリティーとプライバシー」アイコンを選び、「File Vault」タブをクリック。そこで「FileVaultをオンにする」ボタンを押せば直ちに暗号化が完了する。Windowsでハードディスクを暗号化する場合はBitlockerを利用しよう。

6:Gmailでは2段階認証プロセスを設定する
ちょっとした設定をするだけで、モバイルのセキュリティーが格段に向上する。「二段階認証」は、新しいデバイスからGmailアカウントを利用する際、本人の携帯電話に送信された確認コードを入力しなければならない仕組み。万が一、他人にパスワードを知られても、本人になりすましてログインすることは不可能だ。Googleによると既に数百万人がこのサービスを利用しているという。

7:人に知られたくないものを購入する際は現金で
購入履歴を把握されたくない商品は現金で購入しよう。あるデータマイニング会社のCEOは、ハンバーガーやファストフードの購入にも、最近は現金を用いているそうだ。

8:フェイスブックの公開設定を「友達」に変更する
フェイスブックのプライバシー設定を開き、基本設定が誰もが閲覧できる「公開」になっていないことを確認しよう。さらにセキュリティレベルを上げたい場合には、基本を「自分のみ」にしておき、個々の投稿内容を確認してから共有範囲を変更するという手もある。

9:ブラウザの履歴やクッキーを定期的に消去する
最後に閲覧履歴とクッキーを消去したのはいつだろうか。セキュリティレベルを上げる上では定期的に消去するのがお勧めだ。また、ブラウザのオプションで「履歴を残さない」設定にすることも可能だ。さらに、また、TACOなどのアドオンを利用し、オンライン行動の追跡をさらに減らす方法もある。

編集=上田裕資

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