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2025.04.14 08:15

JR東日本が顔パス改札の実証実験 両手に荷物でもオーケー

パナソニック グループ公式ホームページより。

パナソニック グループ公式ホームページより。

大きな荷物を持っているときなど、改札口でカードやスマホをかざすのは辛い。そのまますっと通してほしいと願っていたら、JR東日本はとっくに研究を行っていた。

JP東日本は、カードをタッチしなくても通れる「ウォークスルー改札」の開発を進めている。今年の秋から上越新幹線新潟駅と長岡駅とで顔認証改札機の実用性検討のための実証実験が実施されることになった。

この実験は、JR東日本メカトロニクス、パナソニック コネクト、日本電気の共同によるもの。新潟駅には日本電気製の顔認証改札機が設置され、長岡駅にはパナソニック製のものが設置される。どちらもNIST(米国立標準技術研究所)の顔認証ベンチマークテストでトップの成績を収めた実績ある顔認証技術を誇る。

現在、JR東日本では、新潟長岡間の新幹線の定期券(Suica FREXまたはSuica FREXパル)を利用している人を対象に顔認証改札のモニターを募集している。実験は今年の秋ごろから始まり来年の春ごろまで実施される予定だ。

ただし、実用化は少し先になる。JR東日本では、2027年には顔認証以外の技術を使ったウォークスルー改札を在来線で実験する予定で、実用化は「今後10年以内」を目指すということだ。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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