アップルは最新のiPhoneソフトウェアアップデートを予定より早く公開し、多くの人々を驚かせた。iOS 18.4は4月上旬にリリースすると示唆されていたが、実際には米国時間3月31日(日本では4月1日)に一般向けに配信が開始された。以下に必要な情報をまとめる。
対象デバイスと入手方法
iOS 18.4は、対応するすべてのiPhone向けのアップデートだ。具体的には、2018年に発売されたiPhone XR、iPhone XS、iPhone XS Maxをはじめ、第2世代および第3世代のiPhone SE、そして最新のiPhone 16eを含む、以降のすべてのiPhoneが対象となる。
アップデートを入手するには、iPhoneの「設定」アプリを開き、「一般」を選び、「ソフトウェアアップデート」をタップする。続いて「ダウンロードとインストール」(あるいは「今すぐアップデート」)を選択すると、アップデートが開始される。
アップデート内容
本アップデートには多くの新要素が含まれており、iPhone 16ユーザーとiPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxユーザーに向けて、Apple Intelligenceの機能強化が行われている。
Apple Intelligenceは日本語を含む新たに8言語に対応。また、新しい絵文字が8種類追加されている。さらに、Apple Vision Proヘッドセットの新アプリや、写真アプリの改善、News+での食品関連コンテンツ強化なども含まれている。
Apple iOS 18.4のセキュリティ
今回のアップデートでは、合計62件の脆弱性が修正されている。数が多いだけでなく、中には深刻なものも含まれる。ブラウザSafariの中核であるWebKitや、iOSシステムの基盤となるiPhone Kernelに関する問題も報告されている。
初期の反応
一部では「バッテリー寿命が著しく低下した」という報道もあるが、大多数の反応はおおむね好意的だ。あるユーザーは「今回のiOS 18シリーズの中ではかなり良い方で、むしろバッテリー性能が向上したと感じる」と述べている。
否定的な声としては、アップデート容量が大きいためインストールに時間がかかるといった比較的軽微な指摘が多い。実際、一部のiPhoneでは3.76GBほどの大きなダウンロードになる場合がある。
iOS 18.4の初期評価「アップデート推奨」
数多くのセキュリティ問題への対処が含まれ、反応も概して好意的であるため、現時点ではアップデートを推奨する。最終的な評価は来週に改めて確認したい。