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健康

2025.03.06 15:15

オックスフォード大医卒 減量専門医が指摘 | 「ダイエットの迷信」3食品

Getty Images

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自律神経が乱れがちで、食欲管理がむずかしくなることもあるのが季節の変わり目、とりわけ春。体重増加が心配な時期でもあるが、『英国の専門医が教える 減量の方程式』は、年度をまたぐそんな多忙で不安定な時期の今、救いにもなり得る1冊だ。

著者はオックスフォード大学医学部を首席卒業後、食欲や体重管理の研究でイギリスを代表する減量専門医のサイラ・ハミード氏。イギリスで深刻化する肥満人口増加を食い止めるべく、「フル・ダイエット」と呼ばれる減量プログラムを考案。参加者たちは平均16キロ減量、糖尿病の改善、血圧低下など、科学的にめざましい効果が実証された。

以下、ダイヤモンド・オンラインより、同書の引用記事を紹介する。


Q.果物や野菜のスムージーやジュースは、減量に問題ないでしょうか?

スムージーやジュースは糖液です

ジュースを作る過程で水と糖分(ジュースやスムージー)が抽出され、食物繊維はミキサーによって分解されます(ジュースの場合、それは果肉として捨てられます)。りんごを食べることとりんごジュースを飲むことには大きな違いがあります。

りんご1個には3gの食物繊維が含まれており、そのまま食べると小さじ2杯分の糖分が血液中に流れ込みます。一方、りんご1個を200mlのりんごジュースとして飲むと、食物繊維はほとんどが果肉として取り除かれているので、りんご1個をそのまま食べたときと比べて3分の1(1g)しかありません。

またジュースを飲むと、小さじ9杯分の糖分が血液中に流れ込みます。これは食物繊維が少ないため腸内細菌の良いエサにはなりません。また、ジュースやスムージーに含まれる大量の糖分は、身体を脂肪蓄積モードに変えてしまいます

Q.グルテンフリーのパンはどうですか?

ルテンフリーとは、その食品にグルテンというタンパク質が含まれていないことを意味します

グルテンフリーでも、体内で糖に分解されることは変わらないので、プログラムが推奨する低糖質な食生活にはそぐわない食品です

またグルテンフリーのパンには、グルテンの食感や構造を模倣するために、様々な増量剤や増粘剤が加えられている場合もあります。ですから、グルテンフリーと表示された食品のラベルには充分な注意が必要です

Q.ドライフルーツはダイエットに推奨する食品ですか?

グラム単位で見ると、レーズンやデーツ、ドライフルーツにはチョコレートと同じくらいの糖分が含まれています

つまりドライフルーツはインスリンレベルを高め、脂肪蓄積や体重増加につながるため、プログラムでは推奨していません。



(本稿は、『英国の専門医が教える 減量の方程式』からの抜粋を編集したものである)

『英国の専門医が教える 減量の方程式 満腹でも痩せていく究極のダイエットプログラム』m’サイラ・ハミード著、児島修訳、ダイヤモンド社刊)

英国の専門医が教える 減量の方程式 満腹でも痩せていく究極のダイエットプログラム』サイラ・ハミード著、児島修訳、ダイヤモンド社刊)

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