サーモスが2024年11月に実施した「大学生のお弁当に関する調査」によると、物価上昇の影響から「食費の支出を抑えたい」と考えている大学生は約9割に上ることがわかった。また、実際に手作り弁当(ランチ)を食べている人にその理由(複数回答可)を聞くと、「食費の節約のため」という回答が76%で最も多かった。市販弁当の購入や外食を避けて、食費をできるだけ抑えようとしていることがうかがえる。
ただ、そこに課題がないわけではない。同調査では、弁当を手作りする上で重視するポイント(複数回答可)を聞いているが、「コスパ(価格)」が63%、「味」が47%、「タイパ(手軽さ、手間・時間がかからない)」が41%と上位を占めていて、食事の大切な基本である「栄養・栄養バランス」は22%で4位となってしまっているのだ。
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「かぼちゃとブロッコリーのクリームパスタ」(木村彩乃さん作成)は、かぼちゃやブロッコリー、ベーコン、ショートパスタ、牛乳などの材料を電子レンジで温めてスープジャーに入れるだけという手軽さが大きな特長。冷凍野菜を活用し、ショートパスタは茹でずに保温調理とすることで、パッと作れる時短レシピになっている。野菜使用量は110g、たんぱく質は12.3gと、栄養面にも配慮されている。
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「旨辛麻辣湯風スープ」(西野育実さん作成)は、小松菜や白菜、もやしなどの野菜をたっぷりと使用し、学生にも人気の麻辣湯風に仕上げた一品。こちらのレシピも、春雨はスープジャーに入れて保温調理するだけとお手軽。食材は冷蔵庫のあり合わせのものでも代替できるため、柔軟度が高いのも特長だ。もちろん栄養面も配慮されていて、野菜使用量は165g、たんぱく質は10.5gとなっている。
今回、かぼちゃとブロッコリーのクリームパスタを試食してみたところ、とても優しい味わいで美味しく、かぼちゃとブロッコリーが大ぶりなので食べ応えも感じられた。ショートパスタも入っているので「これだけでお昼は十分」という人もいるだろうし、足りない人はサンドイッチなどと合わせればランチの充実度が高くなるだろう。加えて、スープは食材の栄養を丸ごと摂取できるという点も重要なメリットだ。
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サーモスのサイトには、今回のレシピ以外にも、様々なスープジャーレシピが公開されている。今後、いろいろと試してみて、お気に入りを自分自身の食生活に取り入れていこうと思う。
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