マーケティング

2025.01.12 11:45

JAROが厳重警告した問題広告のパターンとは(2024年度上期)

プレスリリースより

日本広告審査機構公式ホームページより

日本広告審査機構公式ホームページより

JAROによれば、問題広告にはいくつかの共通のパターンがあるという。たとえば……
advertisement

「若返りすぎて炎上」、「医療級」、「以前は処方箋なしでは手に入らない成分 その効果は絶大」などの誇大な効能効果を謳うもの。

「このページから離れてしまうと特別価格での購入ができなくなります」のように購入を煽るもの。

テレビや雑誌で紹介されたと吹聴するもの。実際にはその製品ではなく含有成分が番組で紹介されているだけだったり、雑誌が記事で紹介したのではなく広告を掲載しただけだったという虚偽のケースもある。
advertisement

「厚生労働省が認めた」など、行政や医師が推奨したかに見える表現。医薬部外品制度を特別なお墨付きであるかのように表示している例もあるという。これらは単なる誇大広告ではなく、医薬品等適正広告基準第10条に違法している場合もある。

「堂々の3冠受賞!」や「圧倒的リピート率97.2%」など、ウェブサイトやパッケージに関するイメージ調査の数字を操作しているもの。

テレビやラジオでは「ウソ、大げさ、まぎらわしい」のダメダメ三匹がしきりに宣伝しているJAROだが、しっかり仕事をしていることがわかる。この先も、悪質な広告主とのいたちごっこになるのだろうが、ダメダメ広告のパターンを知ることで消費者の「広告リテラシー」が向上するという意味でも、JAROの貢献度は大きい。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事