新宿、横浜、柏で「よりそいメンタルクリニック」を運営する徳志会は、全国の会社員を対象に、連休が会社員の心に与える影響をアンケート調査したところ(サンプル数100)、長期休暇明けには離職の危険性が高まることがわかった。
連休明けに退職や転職を検討したことがあるかとの質問では、「ある」と「少しある」が合計で42パーセントにのぼった。そのうち実際に行動に移した人は4パーセントとごく少数だが、裏を返せば9割以上の人が我慢して出勤しているということだ。
連休明けのストレスとしてもっとも多いのが、会いたくない人に会わなければならないという人間関係で39パーセント。早起きが33パーセント、仕事量の多さが19パーセントとなった。
連休明けに遅刻や欠勤をしたという人は、それぞれ7パーセント、4パーセントと少ない。これもまた、残りの約9割は我慢している、つまりストレスを溜め込んでいることを意味する。
連休明けの理想の働き方を聞くと、リモートが44パーセント、時短勤務が27パーセントとなった。徳志会によれば、休み明けは何かとストレスが溜まるタイミングであるため、会社側は短期間のリモート勤務などで社員が働きやすい環境を提供するとよいと話している。連休明けは、会社員も会社側も、「心の不調に敏感になることが求められる」ということだ。
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