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2024.11.15 10:00

ウワサの薄型「iPhone Slim」は実現可能か? 求められているのか?

Miniがなくなった今、「Slim」はラインナップに加われるか(Chikena / Shutterstock.com)

アップルだけがこの分野で苦戦しているわけではない。サムスンはすでに折りたたみ式スマートフォン「Galaxy Z Fold」の薄型バージョンである「Galaxy Z Fold Special Edition」を発売しており、Honorの「Magic V3」も市場で最も薄い折りたたみスマートフォンの1つである。しかし、これらの端末はいずれもフラッグシップモデルとは見なされていない。Honorの折りたたみ端末は「スーパーカー」のように、生産台数が限られていることを理解した上で提供されており、サムスンの端末も限られた地域でのみ入手可能である。
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Galaxy Z Fold SEの初期レビューでは、サムスンが薄型化を実現するために行った選択が批判されている。たとえば、Sペンのサポートをやめ、カメラシステムのサイズを増やし、比較的容量の少ない4400mAhのバッテリー容量にとどめたことなどだ。

iPhone 17 Slimに対するアップルの選択肢

バッテリーが従来と同じ大きさのままでなければならないとすると、アップルにはいくつかの選択肢があるが、どれも課題が伴う。単純にバッテリー容量を減らすと、短期的には使用時間に、長期的にはバッテリー寿命に悪影響を与える。薄い筐体を実現するために特殊な素材を多用すると、iPhoneがより壊れやすくなる可能性がある。ディスプレイの複雑さを減らすことも考えられるが、それは品質の低下を招き、「Slim」をファッショナブルなiPhoneとして売り込む際にアップルにとって都合が悪い。

iPhone 17 Slimは、停滞し予測可能となったiPhoneラインナップに新たな息吹をもたらす可能性があるが、それを実現するにはアップルは数々のトレードオフを選ばなければならず、これらの選択肢はユーザーコミュニティ内で意見が分かれる可能性がある。

アップルは、2025年のiPhone 17シリーズを例年どおり9月上旬に発売すると予想されているが、iPhone 17 Slimが同時に発売されるのか、あるいはアップルが現在、2025年3月に発売予定の次世代iPhone SEで採用しているような、別の時期での発売になるのかはまだ不明だ。
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forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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