アップルはこのアップデートを12月に配信するとすでに発表していたが、iOS 18.1のリリースが10月に予定されていたにもかかわらず、実際にリリースされたのは米国時間10月28日だったことから、多くの人々は12月下旬のリリースを予想していた。しかし、ブルームバーグのマーク・ガーマンは最新のニュースレター「Power On」で「12月の早い時期にリリースされる可能性が高い」と述べている。具体的には、「予期せぬ遅延がなければ、12月2日の週になる」という。
アップルは可能な限り月曜日か火曜日にソフトウェアアップデートをリリースする傾向があるため、最も可能性が高いリリース日は米国時間12月2日(月)または12月3日(火)となる。
iOS 18.2には、ユーザーが即座にオリジナルの絵文字を作成できる「Genmoji」の導入など、Apple Intelligenceの大幅なアップグレードが含まれている。また、「Image Playground」アプリや文章作成ツールの強化も行われる予定だ。さらに、iPhone 16ユーザー向けには、カメラコントロールを一度押すだけでiPhoneが見ている物に関する情報を取得できる「Visual Intelligence」が搭載され、さらにChatGPTとの統合も実現される。
さらに、今回のアップデートにより、米国外に住む英語ユーザーも初めてApple Intelligenceにアクセスできるようになる。iPhoneの言語設定が英語であれば、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、カナダ、英国でApple Intelligenceが利用可能となる。
楽しみにすべき内容が多いが、ガーマンによると、iOS 18.2がリリースされた後は、約4カ月間Apple Intelligenceのアップデートは予定されていないという。彼は「次の大規模なApple Intelligenceのアップデートは、4月にiOS 18.4の一部として提供され、Siriの改善が含まれる予定だ。このアップデートにより、デジタルアシスタントがユーザーのデータにアクセスし、画面上の情報に基づいて質問に応答できるようになるはずだ」と述べている。
また、4月にはApple Intelligenceが欧州連合のユーザーにも利用可能になるとアップルは述べている。
私と同様に、12月までApple Intelligenceを利用できない国で待っている人にとっては、12月の早いリリースは歓迎すべきニュースだろう。
(forbes.com 原文)