同社のビジョンや「リジェネラティブ・オーガニック」に共鳴するグローバル・ピザレストラン「Pizza 4P's Tokyo」(麻布台)では、ペンネを使った特別メニューが提供される。
これに先駆けて8月下旬、「食から始まる環境や社会の変革」をテーマに、食で地球を救うことを目指すパタゴニア プロビジョンズのディレクター近藤勝宏と、ONENESS(ワンネス)をコンセプトに掲げるPizza 4P's Japanのグローバルブランドディレクター久保田和也によるトークセッションが行われた。
環境問題の解決に貢献するハイクオリティなパスタ
パタゴニアは、“私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む”というミッション・ステートメントを掲げて50年以上ウェア事業に取り組んできた。その中で、今すぐ取り組まなくてはならない課題として環境問題をあげ、根本的に解決するために毎日の食から変えていこうとパタゴニア プロビジョンズを発起。環境問題の解決に向けた食品事業に注力してきた。「日々の食を変えることは、身近で簡単にできることである一方、いちばん大きなインパクトがある。そして、環境問題に食から取り組む有効な手段として注目したのがリジェネラティブ・オーガニック認証です。これは、動物福祉、労働環境の公平性、土壌の健康に至るまで包括的に農場システムの健全性を保護する世界で最も厳しい農業認証です」(近藤)
厳しい条件をクリアした原料を使い、製品化にもこだりがあふれる。ニューヨーク・ブルックリンのショートパスタ専門工場で、イタリアの伝統的なブロンズダイスを用いて製造。少しざらつきのある舌触りと弾力で、嚙むほどに穀物の甘味が広がる味わいに仕上がった。原料には、栄養価が高いデュラム小麦と小麦に似た多年生植物のカーンザを使用し、一般的なパスタの8倍以上もの食物繊維を含んでいる。