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宇宙

2024.08.12 18:00

ペルセウス座流星群を見よう! 木星と火星の大接近も楽しめる今週の夜空

リーバーグ・ヒルの上を走るペルセウス座流星群の流れ星、2023年8月13日、オーストリア、グロースムーグル(Getty Images)

今週はペルセウス座流星群のピークから、満ちていく凸月(半月と満月の間の月)とアンタレスの接近、おうし座の星々を背景にした珍しい木星と火星の大接近まで天体イベントが盛りだくさんだ。

今週の星空観賞と天文について知っておくべきことを以下に述べる。

8月12日(月曜日)~13日(火曜日):ペルセウス座流星群

12日夜から13日にかけてピーク(極大)を迎えるペルセウス座流星群は、今年最も人気の高い流星群だ。米国の一部と北欧では、オーロラといっしょに見られるかもしれない。

2024年の北半球で最高の「流れ星」観察になるであろうこの流星群は、12日の23時頃から13日未明にかけてピークを迎え、条件が良ければ1時間あたり20~40個の流れ星が見られるだろう。

放射点のあるペルセウス座が空の高い位置に昇る夜明け近くに最も多く見られる可能性が高いが、「流れ星」は夜空のどの位置にでも現れる。

視界の中に明るいものがないこと、光害のある場所を避けること、目を暗闇に慣らしておく(20分程度必要)ことをお忘れなく。

8月14日(水曜日):月とアンタレスが接近

日没後の南の夜空で、輝面比68%の凸月が、さそり座で最も明るい星、アンタレスに接近する。

8月15日(木曜日):木星と火星が大接近

この日の未明から明け方にかけて、東の空で2つの惑星が大接近する。火星と木星の見かけの距離は約0.3度で、肉眼、双眼鏡、望遠鏡、いずれで見てもすばらしい光景だ。手を伸ばして見ると、両者の距離は小指の太さより小さいはずだ。

木星は火星より約20倍明るく、両者は実際には5億km以上離れている。

今週の星座:おうし座

8月15日の木星と火星の大接近は、輝くおうし座の星々を背景にして起きる。おうし座で最も明るい星(かつ、知られている最大の赤色巨星)であるアルデバランは、木星と火星の右側に見える。

アルデバランはアラビアで「追いかける者」という意味となるが、それは散開星団プレアデス星団の近くにいて追いかけているように見えるためだ。2つの惑星が大接近しているところを見たら、ぼんやりとしたおうし座の「V字」型を見つけてみよう。

forbes.com 原文

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