このところブルーノ・マーズの名前をビルボードの世界チャートで見ない週はない。それは新曲だけではなく、かつてマーズをスターダムに押し上げたデビュー曲までもランクインする勢いだ。マーズは「ビルボード・グローバル200」と「ビルボード・グローバル・エクスクルーディングU.S.」の両チャートに、常に複数のヒット曲を送り込んでいる。今週も例外ではなく、マーズの曲が複数ランクインしており、その中にはまさに返り咲きを果たした懐メロも含まれる。
10年前のヒット曲が再びランクイン
懐かしの『ロックド・アウト・オブ・ヘヴン(Locked Out Of Heaven)』は今、ビルボードの「世界で最も再生された楽曲ランキング」と、米国でのストリーミングと売上げを除いた「世界で最も人気の楽曲ランキング」の両方に返り咲き中だ。10年以上前に大ヒットしたこの曲は今週、ビルボード・グローバル・エクスクルーディングU.S.で162位、ビルボード・グローバル200では174位につけている。
2年以上にわたるロングヒット
『ロックド・アウト・オブ・ヘブン』は近年、両チャートに少なくとも2年以上ランクインし続けている。ビルボード・グローバル200ではこの返り咲きによって、通算104週チャートインの記録を達成。しかしロングヒットにもかかわらず、いずれのチャートでもトップ40入りは果たしていない。
トップ3中2曲を占める快挙
さらに現在、両チャートのベスト3中、2曲がブルーノ・マーズの曲という快挙も成し遂げている。ビルボード史にその名を刻むレディー・ガガとのコラボ曲『ダイ・ウィズ・ア・スマイル(Die With a Smile)』は両ランキングで2位をキープ。BLACKPINKのロゼとタッグを組んだ『APT.』は3位につけている。
さらに15年前のデビュー曲まで人気急上昇
現在、世界ランク2位と3位の『ダイ・ウィズ・ア・スマイル』『APT.』、そして100位台の『ロックド・アウト・オブ・ヘヴン』の間に、15年前の大ヒットソロデビュー曲『ジャスト・ザ・ウェイ・ユー・アー(Just the Way You Are)』もランクインしている。この曲は今、再び世界的に人気が高まっており、今週は両チャートで30位以上も順位を上げ、それぞれ145位と156位に急浮上した。しかし『ロックド・アウト・オブ・ヘヴン』と同様、長期間チャート入りを続けているものの、トップ40入りは果たしていない。