逆に、価値貢献だけで転職する場合も考えてみよう。同じ製品を同じ顧客に売る競合他社への転職だ。この場合、給与はあがる可能性が高い。しかし、スキルや業界の幅が狭く、どこかで頭打ちのタイミングが来ることは覚悟しておきたい。

その挑戦は転職である必要もないし、全く新しいことである必要もない。今やっていることの延長線上で、仕事量が変わったり、質が変わったりすることもあるだろうし、役割が増えることもあるだろう。少し隣の島の業務に足を突っ込むこともあるかもしれない。もちろん昇進して新しい仕事をできているとよいし、それが難しいと判断して転職するのもよい。
大事なのは、定期的に変化できているか。職種によって異なるだろうが、3年を目安に新しい挑戦の総量をチェックすることをすすめたい。