働き方

2024.05.17 09:15

「新しい挑戦」できている? 大退職時代を生き抜くための3つの心得

「二つの価値貢献と、一つの挑戦」の場合も、価値貢献分の給与は維持されつつ、挑戦分の給与は差し引かれる。しかし、一時的に給与が下がっても、新しい挑戦によってスキルや経験、人脈が増え、中長期的には給与の伸び率が変わってくるはずだ。

逆に、価値貢献だけで転職する場合も考えてみよう。同じ製品を同じ顧客に売る競合他社への転職だ。この場合、給与はあがる可能性が高い。しかし、スキルや業界の幅が狭く、どこかで頭打ちのタイミングが来ることは覚悟しておきたい。
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3つめは、「3年ごとに違う仕事をする」こと。同じ仕事を、同じ量だけ続けていては給与は変わらない。むしろ相対的には下がっていく可能性がある。時代が変わり、仕事の仕方も変わっていくからだ。あなたの仕事の価値も変わり、極端に言えば、その仕事が不要になってしまうかもしれない。では、どうすればよいか? ずばり「新しい挑戦」だ。

その挑戦は転職である必要もないし、全く新しいことである必要もない。今やっていることの延長線上で、仕事量が変わったり、質が変わったりすることもあるだろうし、役割が増えることもあるだろう。少し隣の島の業務に足を突っ込むこともあるかもしれない。もちろん昇進して新しい仕事をできているとよいし、それが難しいと判断して転職するのもよい。

大事なのは、定期的に変化できているか。職種によって異なるだろうが、3年を目安に新しい挑戦の総量をチェックすることをすすめたい。

文=西野雄介

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