ソニー損害保険が、3年以内にはじめてマイカーを購入した18歳から39歳の男女を対象に「はじめてのマイカーに関する調査」を実施。その結果が公開されている。
それによると、まずはじめてマイカーを購入したきっかけはとの問いに、「欲しいクルマができた」が20.9%と最も多く、次に「就職」が19.5%、「免許取得」が15.6%、「妊娠・出産」が10.7%と続いている。
既婚者に絞ってみると、「欲しい車ができた」(19.7%)に続き、「妊娠・出産」(19.4%)となり、家族が増えることでクルマが必須だと感じている人は少なくないようだ。
次に、マイカーを購入する際に苦労したことを問うたところ、「クルマ選び」が28.4%でトップ。続いて「予算決め」が22.3%、「ディーラー・販売店選び」が18.1%となっている。「駐車場確保」に関しては、地方より都市部のほうが11.1ポイント高く、都市部でクルマを所有する壁の1つであることは間違いない。
実際に購入したクルマは、1位がホンダの「N-BOX」、2位がダイハツ「タント」、3位がトヨタ「アクア」となった。
購入価格の平均は、236.6万円で、当初の予算よりは、少し高くなっている。
また、購入したかったクルマとしては、1位がトヨタ「アルファード」で、男女とも1位に。兄弟車のトヨタ「ヴェルファイア」も3位(男性は2位)に入っており、高級ミニバンの人気は高いようだ。
アンケートに答えた人がみんな高級ミニバンが理想というわけではないし、その人たちが、実際にN-BOXを購入したとは限らないが、理想と現実の差がある人は20.4%いることを考えると、5人に1人はクルマ所有に夢を抱いているのかなと感じた。
筆者はクルマ好きであり運転歴は40年近いが、はじめてのクルマは、ぶつけてもいいクルマを選んだものだ。実際、免許取りたてのときはかなりぶつけたし、事故もしたので、保険料の割増が落ちるところまで落ちた。今でこそ最大割引レベルだが、価格の高い新車でぶつけたり事故ったりしたらショックも大きいはず。無理して高い車を買わず、まずは中古車で安く手に入れて運転に慣れることがいいのではと思う。
出典:ソニー損害保険「はじめてのマイカーに関する調査」より