ミッキーマウスがホラーゲーム・映画に オリジナル版の著作権切れで

安井克至

ディズニーは初代ミッキーの著作権を失ったが、ミッキーマウスとミニーマウスの商標権は保持している。このため、『蒸気船ウィリー』版のミッキーを使用する作品には、一定の制限が課される。今回発表されたゲームと映画はいずれも、『蒸気船ウィリー』と同じ白黒バージョンのミッキーを使っている。

こうした作品に一般の関心が集まるかどうかは不明だ。昨年のホラー映画『プー あくまのくまさん』は、英作家A・A・ミルンが1926年に出版した原作がパブリックドメインになったことを受け、2022年に発表された。予算は10万ドル(約1400万円)と比較的低かったが、インターネット上で話題を呼んだことなどから、世界興行収入は500万ドル(約7億円)近くに上った。
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それに比べ、今回のゲームと映画のネット上での反応は今のところ微妙だ。本記事執筆時点で、ゲームニュースメディアIGNのユーチューブチャンネルに投稿された『Infestation 88』トレイラーの再生回数は約55万回、映画予告編の再生回数は約10万回にとどまっている。

forbes.com 原文

翻訳・編集=遠藤宗生

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