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2023.12.21

西暦表記を元号表記にする:エクセル活用テク

国や自治体、企業によっては西暦表記ではなく元号表記で資料を作るケースがある。そうした場合、元号を手で入力せずとも、西暦で入力すれば自動的に元号表記になる仕組みがエクセルには用意されている。

まず、元号表記にしたいセルを右クリックして[セルの書式設定]を選択。もしくはリボンから[数値]にあるプルダウンメニューより[その他の表示形式]を選択する。

[分類]-[日付]を選択すると、[カレンダーの種類]に[グレゴリオ暦]と[和暦]が選択できる。[和暦]を選べば、西暦で入力された日付は、元号表記に自動的に変換してくれる。

また、「令和1年」を「令和元年」と表示するオプションが用意されており[1年を元年と表記する]にチェックを入れれば、元年表記になる。


この機能は、[ユーザー正義]でも行え、「令和5年12月20日」と表記させるには「[$-ja-JP-x-gannen]ggge"年"m"月"d"日";@」とすればいい。「[$-ja-JP]」は元号表記にするコマンドで、「-x-gannen」が付くと「元年」表記になる。「ggge」は元号+年でこの場合は「令和6」となるが「gge」とすることで「令6」と略称表記にも対応している。


これらを組み合わせて、利用したい表記にすればいい。ただし、対応しているのは1900年以降で、それ以前は西暦表記になるため注意が必要だ。

※この記事は、Microsoft 365のアプリ版「Excel」(バージョン2310)で確認しています。

文=飯島範久

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