本調査では、新聞の閲覧頻度、テレビの視聴頻度、SNSの使い方について、世代を3グループに分けて分析した。すると、どの項目においても若年層(18〜39歳)と高齢層(60歳以上)との間では大きな差がみられたが、中年層(40〜59歳)の値はその中間に位置していたという。
また、マスメディアへの信頼度は若年層に行くほど薄れることもわかった。
マスメディアを「とても信頼している・まあ信頼している」と回答した人々の割合は、高齢層が81%、中間層が71%、39歳以下の若年層では56%だった。
どの層も、マスメディアへの信頼度よりも高い割合で「マスメディアが大きく扱うニュースは重要だ」と感じる傾向がみられた 一方、「重要だと思うニュース」について「新聞1面に掲載されるニュース」を選択した割合には、世代差が如実にあらわれた。「かなり重要である・やや重要である」ニュースとして「新聞1面に掲載されるニュース」を選択したのは、高齢層が83%、中間層が80%、若年層が66%と次第に落ちていたのだ。
情報源について、若い世代は友人やSNSを頼りにする傾向が見られることがわかった。
「何か重要なニュースがあるときには、友達が教えてくれることをあてにしている」と回答した若年層は26%(中間層:18%、高齢層:11%)にのぼった。