映画

2023.11.22 17:30

映画『マーベルズ』が大コケ、あらゆる面でMCU史上最低の成績に

安井克至
『マーベルズ』が今後のMCUにどんな影響をもたらすかは、不透明だ。来年公開予定のMCU映画は『デッドプール3』の1本のみ。ディズニープラスで配信されるMCUドラマは、以前より「地に足がついた」ものになりつつある。新ドラマの『エコー』は『シークレット・インベージョン』ほどの予算は投じられていないはずだし、新たな『デアデビル』シリーズも同様だ。(『アイアンハート』についてはどうなるか分からない)

ブリー・ラーソンが今後のMCU作品でキャプテン・マーベル役を続投することはすでに決定しているが、将来の『アベンジャーズ』作品でキャプテン・マーベルが主要キャラクターとなるかは不明だ。マーベルがイマン・ヴェラーニ演じるミズ・マーベルを見捨てることはないだろうが、彼女にはもっと良い出演作を与えるべきだ。テヨナ・パリスは、今回の映画のストーリーを考えると、将来的に20世紀フォックスの『X-MEN』シリーズへの橋渡し役として起用される可能性がありそうだ。

というわけで、今回の『マーベルズ』の結果がMCUに大きな変化をもたらすことはなさそうだ。ディズニーが今後の作品で予算を少し抑え、公開ペースを緩める可能性はあるが。

『マーベルズ』がこれほどの低成績に値するようなMCU史上最低の作品ではないとしても、タイミングが非常に悪かったことは確かであり、その代償を払うことになってしまった。

forbes.com 原文

翻訳・編集=遠藤宗生

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