2日の米ニューヨーク株式市場で、球体型音楽アリーナ「スフィア・アット・ザ・ベネチアン」をラスベガスで先週末オープンしたスフィア・エンターテイメントの
株価が、11%以上上昇した。アイルランドの人気ロックバンド「U2」による同施設での初公演の動画がSNSで話題を呼んでいた。
同施設は高さ112m、幅157mで、世界最大の球体構造物とされ、100万個以上のLEDが使用されている。U2は9月29日、同施設のこけら落とし公演を行い、約1600個のスピーカーを含む視覚的・音響的機能を駆使し、観客を別次元にいざなった。チケット販売サイトの「Seat Geek」によると、チケット価格は400ドル(約5万9000円)から。スフィアでの公演は12月末まで続く予定だ。
スフィアの建設費は約23億ドル(約3400億円)。7月には同施設のLEDディスプレーに映されたデジタル花火がラスベガスを照らした。スフィアの運営責任者であるリッチ・クラフィーは、IMAXで映画を見るような体験ができると説明しており、音楽や映画、スポーツイベントに使用される予定だ。
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forbes.com 原文)