『Elder Scrolls 6』はXbox独占、発売は2026年以降 新資料公開で判明

そして最後に言及されているのが、『The Elder Scrolls 6』だ。既存シリーズの最新作である一方、マルチプレイではない同作は、2026年以降にXboxとPC向けに発売予定で、PS向けにはリリースされないと書かれている。

Xbox部門責任者のフィル・スペンサーは、『The Elder Scrolls 6』に関する方針はまだ決まっていないと公言していた。それは事実かもしれないが、この資料では、少なくとも現時点での考えとして、PS向けには発売しない方針が示されている。

私は最近の記事で、マイクロソフトが『The Elder Scrolls 6』をPS向けに発売することもあり得ると書いた。PS向けにも発売すれば、同作を自社のサブスクリプションサービス「Game Pass」の魅力的なコンテンツとして保持しつつも、膨大な数のPSプレイヤーに販売できる。また、ゲーム会社の買収についての柔軟な姿勢を示すこともできるだろう。

しかし、『The Elder Scrolls 6』がどうなるかについては、『Starfield』次第の部分が大きいとも私は書いた。Xbox独占タイトルとして発売された『Starfield』がGame Pass加入者の増加やXboxの売り上げ、Xboxのゲーム独占に対する一般的な評価の向上に大きく貢献すれば、『The Elder Scrolls 6』の決断にも影響するだろう。それでも、同作が独占タイトルとなることは、最も可能性の高いシナリオであることには変わらなかった。

マイクロソフトがこの資料で言わんとしていることは、同社が既存のマルチプラットフォーム向け作品をPSから取り上げているわけではないということだ。ただし、マルチプラットフォームで長年にわたり展開されてきた「シリーズ」をPSから取り上げることにはなる。マイクロソフトに言わせれば、この2つはまったく別のことなのだ。この件の行方と、それについてさらなる発表があるかどうかを注視したい。

forbes.com 原文

翻訳・編集=遠藤宗生

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