『バービー』は全世界で13億6000万ドル(約1988億7000万円)の興行収入を記録し、13億5000万ドル(約1974億1000万円)の『スーパーマリオブラザーズ』を抜いたとバラエティは報じている。
『バービー』は、米国内で5億7500万ドルを稼ぎ出して、米国内での興行収入で『スーパーマリオブラザーズ』を上回ってから1週間余りで、世界トップの座を獲得した。
また、このピンク一色のアドベンチャーコメディ『バービー』は、ワーナーブラザーズ史上最も興行収入の高い映画となり、これまでトップだった『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』を抜き去った。
『バービー 』は公開から6週間あまりが経過し、米国時間9月5日にはデジタル配信が開始される。
『バービー』と同じ日に公開されたクリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』は「バーベンハイマー」という現象の恩恵を受け、今週、歴史上2番目に興行収入の高いR指定映画となった。ボックスオフィス・モジョによれば、『オッペンハイマー』は、トッド・フィリップス監督の『ジョーカー』に次いで、2億ドル(約292億5000万円)以上の興行収入を挙げた。
『バービー』の興行的な成功には、いくつかの記録的な出来事が伴っている。この映画は、公開から3日間で1億6200万ドル(約236億9000万円)を売り上げ、今年最高の公開週末興行収入を記録した。『バービー』の興行成績は、ガーウィグを米国史上最も興行収入を挙げた女性監督に押し上げた。もし本作が、アルジェリア、クウェート、ベトナムなど、いくつかの国で禁止されていなければ、おそらく、そのマイルストーンにもっと早く到達していただろう。これらの国のうち、アルジェリアは、映画のジェンダーとセクシャリティのテーマに対する異議を唱え、『バービー』を劇場から引き揚げている。
(forbes.com 原文)