アップルの忘れ物防止タグのAirTag(エアタグ)の新バージョンに関するニュースが浮上した。著名アナリストのミンチー・クオは8月3日のX(旧ツイッター)の投稿で「第2世代のAirTagが2024年の第4四半期に量産開始になる可能性が高い」と主張した。
つまり、このプロダクトの発売は今から1年以上も先のことになるが、来年の年末のホリデーシーズンには間に合いそうだ。AirTagは高く評価されているため、アップルも新機種の発売をそれほど急いでいないのかもしれない。
クオは7月の投稿でAirTagがアップルが想像していた以上の売上を記録し、2021年と2022年の出荷台数がそれぞれ2000万台と3500万台に達したと推定していた。彼はまた「この状況が続けば、アップルは第2世代モデルを開発するはずだ」とも述べていた。
しかし、クオの予測には、さらに興味深い指摘が含まれている。それは、アップルがヘッドセットのVision Proを中核にした空間コンピューティングのエコシステムを構築し、AirTagの第2世代モデルを含む他のデバイスを統合していくというものだ。
クオは、それ以上の詳細に触れていないが、これはVision Proのディスプレイ上の3DマップにAirTagの位置情報が表示されるようになるものと考えられる。
クオはまた、9月に発表される予定のiPhone 15シリーズに、新型のウルトラワイドバンド(UWB)用チップが搭載されると述べており、第2世代のAirTagにもこのチップが搭載される可能性がある。これによりAirTagの位置情報の精度がさらに向上する可能性がある。
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forbes.com 原文)