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2023.07.10 08:00

Vision Pro購入には「来店予約が必要」 米国外では24年末発売か

遠藤宗生

AdriaVidal / Shutterstock.com

アップルが来年、3500ドル(約50万円)で発売予定の複合現実(MR)ヘッドセット「Vision Pro」について、ブルームバーグ通信は7日、購入には来店予約が必要となる予定だと報じた。

ブルームバーグが関係者の話として報じたところによると、Vision Proを購入する際には、正しい装着方法と使い方を学ぶための来店予約が必要となる。Vision Proは頭部を包み込み、光を遮断するように設計されており、複数のストラップ、異なるサイズのライトシール、オプションの度付きレンズなど、個人に合わせた対応が必要になるという。

販売は全米の店舗で行われる予定だが、まず来年の早い時期にニューヨークやロサンゼルスなどの大都市圏で発売する見通し。ヘッドセットの供給には限りがあり、価格も高いため、ほとんどの店舗では1台か2台のデモ機しか用意されない。2024年の早い時期には米国でオンライン販売も開始される予定だが、サードパーティの再販業者と提携するのは少なくとも2025年以降になる見込みだという。

ブルームバーグによると、米国以外では2024年末の発売が計画されている。まずは英国とカナダで発売し、その後にアジアや他の欧州諸国に投入する可能性が高いが、これは決定事項ではない。アップルは現在、日本、韓国、香港、中国、フランス、ドイツ、オーストラリアといった国のユーザーに合わせた製品の調整に取り組んでいるという。

フォーブスはアップルにコメントを求めたが、回答は得られていない。

forbes.com 原文

翻訳=上西雄太・編集=遠藤宗生

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