親が子どもにマナーを教える方法についての著書があるブルック・ロムニーは「中立的な方法で示されれば、マナーは不快なものでも、煩わしいものでもなくなります」と語る。
自著について「本に書かれたこと」であれば、10代の子どもや若者たちにとってマナーは「自分自身の欠点などを指摘するもの」ではなく「誰もが身につけておくべき重要なスキル」なのだということが「理解しやすくなる」と説明している。
ロムニーはまた、そもそも取るべき適切な態度を学んでいなければ、子どもが良くない態度を取るたびに親がそれを指摘しても「効果はない」と指摘する。ポイントは、マナーについて家族で話し合ったり、ロールプレイをしたりすることだという。早い時期にマナーを学び、毎日それに意識を向け、習慣にしていくことが大切だ。
そして、前出のシュランド医師は、その過程において重要なことは「親が子どもの成長と努力を認め、まだ習慣になっていない行動やマナーにこだわりすぎないことだ」と述べている。
いま自分の子に「できないこと」に失望するよりも「できること」に感心する方が、親は「より大きな充実感を得ることができる」という。
(forbes.com 原文)