事の発端は、6月20日に「フェイスブックがツイッターの競合サービスを開発している」というニュースに関するツイートにマスクが反応したことだった。彼は、ザッカーバーグの野心を揶揄する文言に泣き笑いの絵文字を添えてツイートした。
これに対しあるユーザーは、ザッカーバーグが柔術のトレーニングをしているので、マスクは気をつけるべきだと返信した。するとマスクは「彼がケージマッチをやりたいなら、受けて立つつもりだ」と、総合格闘技のUFCの金網マッチを示唆する投稿を行った。
このツイートは、当初はジョークだと受け止められていたが、ザッカーバーグがインスタグラムの投稿で、マスクのツイートを引用して「場所を送ってくれ」と書いたことで風向きが変わった。その後、別のツイッターユーザーがザッカーバーグの投稿をシェアし、マスクは「これが本当なら、私はやるよ」と答えた。
筆者はフェイスブックの親会社のメタに、ザッカーバーグがどの程度本気で戦うつもりなのか聞いてみたが、回答は得られていない。しかし、ニュースサイトのThe Vergeの記者は、メタの広報担当者から「この件は、ここで話されているとおりだ」との回答を得たと述べている。
マスクはその後、The Vergeの記者のツイートに返信し、ザッカーバーグと「(ラスベガスの)オクタゴンで戦いたい」と述べている。彼はさらに「私には『セイウチ』という名前の、相手の上に横たわって何もしないすばらしい技がある」と冗談めかして述べているが、彼の以前のツイートはかなり真剣なものに思える。
2人のビリオネアたちは、本当に戦うつもりなのだろうか? その場合、気になるのは、39歳のザッカーバーグはすでに公の場でトレーニングを積んでいるため、51歳のマスクがどのようなトレーニングを積むことになるかだ。確かなことは誰にもわからないが、2人の対戦が実現すれば、非常におもしろくて奇妙なことになりそうだ。
Mark Zuckerberg just accepted Elon’s invite for a cage match.
— Wall Street Silver (@WallStreetSilv) June 22, 2023
Choose your fighter.
Elon at 6’2” vs Zuck at 5’8”
🔥🔥🔥 pic.twitter.com/J9TFHsRbqt
(forbes.com 原文)