高級すし店「YOSHINO(吉乃)」はシャンパンブランドの「ドン・ペリニヨン」と組み、19品とヴィンテージ・シャンパンの超豪華なおまかせメニューを提供する。
吉乃の吉田シェフは日本、フランス、ニューヨークの食文化を組み合わせ、手に入る限り最も新鮮な食材を使った、各要素が互いに引き立て合うメニューを考案した。
「フランスのドン・ペリニヨン、ニューヨークの季節感、日本の旬の魚と、フランスとニューヨーク、日本を融合させています」と吉田はメニューを説明する。ドン・ペリニヨンも吉乃名物のネタも「アッサンブラージュ(ブレンド)」だということで、ペアリング(相性のいい組み合わせ)も自然にできたという。
各コースに合わせて厳選されたシャンパンは、ドン・ペリニヨン・ヴィンテージの「2013」「2012」「2010」「プレニチュード2 2004」「ロゼ2008」となっている。
スペシャルメニューは6月15〜17日の3日間提供される。価格は1人1000ドル(約14万円)で、飲食店予約サイトの「Tock(トック)」で予約できる。一部の食事制限にも対応している。
吉乃の通常のディナーコースは20品、価格はドリンク代と税金、チップを除いて500ドル(約7万円)となっている。午後5時30分と8時30分の席は、30日前の予約受け付け開始後すぐに満席になることが多いようだ。
吉乃はニューヨーク・タイムズ紙で4つ星を獲得した数少ないレストランの1つで、評論家のピート・ウェルズによる2022年版「ニューヨークの新しいレストラン・トップ10」でも高い評価を得た。
ドン・ペリニヨンは近年、高級レストランなどとのコラボレーションを次々に行っている。昨年夏にはニューヨーク州ハンプトンズで豪華ヨットにゲストを招くイベントを開催し、マンハッタンの高級すし店「Masa(雅)」の高山シェフが、シャンパンと合わせたすしを提供した。
ドン・ペリニヨンは最近、ニューヨーク州にある料理学校「カリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ」と共同で同校に初の料理学修士コースも開設している。
(forbes.com 原文)