創設パートナーのマイケル・D・ラトナーは、「ロード・スキンはビーバーにとって大きな賭けです。セレブの道楽ではない」と語る。
製品開発では妥協を許さず、17回にわたって再調整した。「100%の完成度を待つのではなく、95%の完成度でOKしてしまうのは、とても簡単なことだと思います。私にとって、このブランドの品質は本当に重要なことなのです」
彼女の夢は、20年、30年、さらにその先も存在するブランドをづくり、未来の消費者が創業者が誰かということではなく、肌によいからという理由でロードを選ぶ、そういうブランドにしたいと語る。
「製品を愛しているからこそ、ブランドも愛してくれる。そうなれば、最高にステキですね!」
2 ジャクソン・ジン Protege 共同創業者
ソーシャルメディア・ユニコーンの「カメオ」の元最高財務責任者(CFO)は、シカゴを拠点に「プロテジェ」を設立した。俳優やミュージシャンの志望者が最高で1分300ドルという料金を支払い自分の作品を共有し、DJキャレドら有名セレブからフィードバッックをもらえるというもの。
「スターはみんな、自分がどん底にいたときのことを覚えているものです」。
ジンと共同設立者のマイケル・クルーズはセコイア・キャピタルのほか、ライオネル・リッチー、ディプロ、ウィル・スミスらから850万ドルを調達した。
3 ベニート・スキナー クリエイター
面白いことはお金になる。スキナーは大げさな寸劇や有名人のものまねで、アイダホ州ボイシ出身の無名コメディアンから通称「ベニー・ドラマ」として一躍スターダムにのし上がった。
InstagramとTikTokで獲得したフォロワー数は270万人以上になる。動画づくりの成功の秘訣(ひけつ)は、「自分が笑えるものをつくること」。
スキナーは、複数の有名企業とエンドースメント契約を結んでいる。11月にはAmazonと契約し、セクシュアリティに悩んだ自分の子ども時代を基に番組『Overcompensating(原題)』の脚本を執筆、制作した。
4 デイトン・ミルズ Branch共同創設者
ミズーリ州出身のミルズは、16歳で高校を中退。仮想空間ゲーム「マインクラフト」のサーバーを構築し、情報を収集する解析プログラムを作成し、2017年に数千ドルで売却した。
2020年に共同創業者のコナー・ホラスと立ち上げた「ブランチ」は、Web3.0のゲーム会社。同社初の「キャスタウェイズ」は、砂漠の島を改造する無料ゲームだが、スーパーユーザーになると、特別アイテムを獲得でき、ほかのプレイヤーに販売もできる。
まだアルファ版のキャスタウェイズだが、12万5000人のアクティブユーザーを持つ。